記事サマリー
エラストコートの評判
良い
- マットな仕上がりがとても気に入りました
- 確かに以前の塗料よりも汚れが付きずらくなった
- 希釈の必要がないので使いやすい(職人談)
- 臭気が少なく外装だけでなく内装でも使えるので重宝してます
- 弾性塗料を使うという事で、塗膜の膨れが気になっていましたが、そのリスクを回避してくれる塗料という事で選びました
悪い
- 完全乾燥までの時間が長いので工期が伸びる可能性がある
- 他の弾性塗料よりは汚れが付きにくいけど、それほど騒ぐ効果でもない
エラストコートの価格相場
※3回塗りの合計単価
(下塗りにプライマーを使った場合)
3,500円~4,000円
40坪住宅の外壁(160平米)にエラストコートを使った場合の相場は85万円~95万円程度です。
価格は同グレードの外壁用塗料と比較すると若干高めに設定されていますが、これはエラスコートが100%アクリル系塗料になるためです。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(プライマー) | 101,000円 |
中塗り(エラストコート) | 221,500円 |
上塗り(エラストコート) | 221,500円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 75,500円 |
合計 | 830,500円 |
耐用年数は15年程度
エラストコートの耐用年数は、耐候試験によると2,000時間(200時間で1年計算となるため10年に換算)で塗膜に異常がないことが公表されていますが、実際のところは15年程度とされています。
樹脂グレードで分類するとアクリル系塗料です。
一般的なアクリル塗料の耐用年数は5年~7年と短いですが、これは塗料内に不純物も含まれてしまっているためでしたが、エラスコートは100%アクリル系塗料となるので、高耐久な塗膜が期待できます。
このように100%アクリル系塗料のことをピュアアクリルとも呼びます。
また、防カビ効果に加えて、汚れにも強いので綺麗な外観を長く保つことも期待できます。
撥水効果が高いため、施工後に水洗いも出来ます。
伸縮率360%の高弾性塗料
エラストコートの一番の特徴は高弾性塗料としての伸縮率です。
伸縮率は他弾性塗料と比較してもトップクラスの360%です。
この伸縮率よって、地震時など時に発生するクラックにも追従することができ、被害を最小限に抑えることが期待できます。
また、現在軽微なクラックが生じている外壁であれば、そのクラックを埋めるなどの補修にも適しています。
ちなみに弾性塗料のデメリットでもあった塗膜内側からの膨れにも、エラスコートは対応しています。
塗料粒子が蒸気を通す仕組みとなっているので通気性が高く、塗膜の中に空気が溜まることで発生する塗膜膨れのリスクが少なくなっています。
一般的な弾性塗料をさらに進化させた塗料がエラストコートです。
仕上がりはマットな風合いになる
- コンクリート・ブロック
- モルタル
- スタッコ
- サイディング
- 拭付け
- 石材
- レンガ
- 珪藻土(けいそうど)
- タイル
- 木材・金属
エラストコートは、モルタル系の材料のトップコートとして塗装仕上げ用に、あるいは塗り替え用に開発された商品ではありますが、さまざまな下地にも対応できます。
特にクラックリスクの高いモルタルやコンクリート・ブロックなどと相性が良いですね。
つや調整はできず、つやなしのみになりますが塗料には骨材(砂、砂利、砕石等)が使われていないので、下地の風合いがそのまま表れるマットな仕上がりです。
標準色(色見本)は40色
エラストコートの標準色(色見本)は40色です。
他塗料と比較すると、標準で用意されている色は多めです。
ちなみ当サイトが行ったに外壁塗装人気色アンケートによると、人気の色はベージュ・ホワイト・グレーがTOP3という結果になりました。
エラストコート基本情報
つや | つや消し |
---|---|
希釈剤 | 無希釈(原液のままお使いください) |
塗装方法 | 中毛ローラー |
乾燥時間 | 24時間以上 |
適用下地 | コンクリート/モルタル/左官仕上げ材(漆喰、珪藻土、アクリル系仕上げ材など)/吹付材(弾性リシンなどの吹付仕上げ材) |
注意事項 | 既存の壁を洗浄して汚れを取り除いてください。特にシリコンやほこりなどの粉は剥離の原因です。
クラックの補修や、コーキングなどの必要があるときは、先にメンテナンスを済ませてから十分に乾燥期間をとってください。 |
エラストコート評判まとめ
40坪住宅の外壁(160平米)にエラストコートを使った場合の相場は85万円~95万円程度です。
エラスコートは100%アクリル系塗料となるので、高耐久な塗膜が期待できます。
エラストコートは米国ケリーモア・ペイント社製塗料で、日本ではブライトン株式会社が代理店となっています。
100%アクリル系弾性コーティング剤として2009年から日本での使用が開始された塗料です。
使用者の評判からも仕上がりの風合いや、施工後の耐久性などの面で高評価が多かったです。
クラックが気になる方、外壁にモルタルやコンクリート・ブロックを使用している人はエラスコートでの外壁塗装も検討してみるとよいでしょう。
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