外壁塗装するならおしゃれにしたいと考えるのが普通でしょう。
ただ、一言で『おしゃれ』と言っても、業者が考えるおしゃれとあなたが考えるおしゃれの概念が違う事もあります。
現に、外壁塗装のよくあるトラブルでは仕上がってみてイメージが違うという事が少なくありません。
このページでは私がおしゃれだと感じた戸建ての外壁塗装をジャンルごとにまとめたページになります。
おしゃれな外壁塗装は随時追加していきますので、外壁塗装の色選びの参考にしていただけたらと思います。
色選びは外壁塗装において、楽しい作業でもありますが、その反面とても頭を悩まさせる作業でもあります。色選びでは、自分の好みの色に加えてその年の流行色などを取り入れて検討するとスムーズに決まることがあります。
別ページでは、当サイトが2019年に外壁塗装を行った384人にアンケートして人気の色を算出しましたので、色選びの参考にしていただければと思います。
記事サマリー
おしゃれでシンプルに仕上げた外壁塗装
ワントーン(1色)でシンプルな外壁塗装は今も昔もおしゃれで人気があります。
ワントーンでの人気の色は『ブロークンホワイト』や『ニュートラルホワイト』などのベージュ系になりますが、個人的には『ガルグレー』や『カラーボンドバーチグレー』などのブラック系の外壁塗装もおしゃれでおすすめです。
ワントーンで仕上げる際は、黄色や緑色、紫色、赤色などの原色は近所との景観との差が強調されてしまい、浮いた建物となってしまう可能性があるので注意が必要です。
外構などがあるお宅では、外壁と同系色で仕上げることで安定感や統一感が出て美しく仕上がります。
外構のおすすめはナチュラルカラーと言われているアースカラー(土や石などの素材色)で、外壁塗装に南欧風のデザインを希望される方にもおすすめの色です。
おしゃれツートーン外壁塗装
- 上品・優しいイメージ:淡い色+淡い色
- 洗練・都会的なイメージ:淡い色+濃い色
- 邸宅感・重厚なイメージ:淡い色+渋い色
- 軽快・華やかなイメージ:鮮やか+鮮やか
2色の色を組み合わせたツートンカラーの外壁塗装では、色の組み合わせがとても大切になります。
色の組み合わせでは、補色(正反対の位置にある色)同士はお互いの色を引き立てますが、鮮やかすぎる色では目がチカチカするなどの注意点があります。
ツートンはツートンでも横ラインのツートンと、縦ラインのツートンがあります。
色の組み合わせに関しては、好きな色を選ぶよりもPCCSの色相環を利用することをおすすめします。
モダンな印象のおしゃれなモルタル外壁塗装
つなぎ目のないモルタル外壁は綺麗に仕上がるととっても重厚感があってモダンな仕上がりになるのが特徴です。
ただ、モルタル外壁のデメリットにひび割れしやすいという点があります。
外壁塗装では、ここのデメリットを補うように弾性塗料を使う事をおすすめします。
弾性塗料とは、塗料の中に伸縮性効果が期待できる硬化剤が配合されている塗料になります。
弾性塗料は、塗膜が伸びてくれるのでクラック(ひび割れ)への追従性が期待でき、雨漏りの予防などに効果を発揮する塗料です。
ベランダの出っ張り部分の色で差をつけたおしゃれな外壁塗装
ベランダの出っ張り部分の色でおしゃれに外壁塗装することも最近流行っていますね。
ベランダ周辺の塗装でアクセントをつけるので、色の組み合わせも大切ですが、色の面積効果(面積によって色の見え方が変わること)による見え方の違いも考慮することが大切です。
色は、同じ色でも小さい面積よりも大きな面積を見た方が薄く明るく感じるという人間の目の錯覚になりますが、ベランダ部分の色が他の色に比べて濃く映っておしゃれになります。
ベランダの色を外壁と違うものにする時には、色の面積効果を考慮して色を選ぶようにしましょう。
他の建物と差別化するならアート塗装がおしゃれ
他の建物と外壁塗装で差別化を考えるならアート塗装という手もあります。
アート塗装とは、筆やスプレーなどでイラストや模様をポイントで塗装していく塗装方法です。
唯一無二の仕上がりになるので建物が個性的になります。
外壁だけでなく門塀、ドアなどにポイントでアート塗装するのもおしゃれです。
ただ、アート塗装できる職人は限られているのでどこの業者でも対応できるわけではありません。
また職人によっても得意なアートの種類があるので、自分のイメージしたアートを職人が対応できるかという確認も必要です。
付帯部にアクセントカラーを使ったおしゃれな外壁塗装
建物における付帯部とは、ベランダ・雨樋・破風・雨戸・軒天などになります。
付帯部の塗装面積はかなり少なくりますが、差し色的な役割をしてくれるので全体的な印象を引き締めてくれる効果があります。
外壁色に対して反対色を使うとより付帯部の色が栄えておしゃれな仕上がりになります。
奇抜な色を使ったおしゃれな外壁塗装
黄色、緑色、赤色などの濃い色を使うと独創性のある外壁塗装となります。
また、それらの色を組み合わせたり外壁に絵や模様を作ってもおしゃれな仕上がりとなります。
ただ、独創的な外壁塗装は周囲からかなり浮くことになり、近隣の景観の問題なども加味する必要があります。
ちなみに漫画家の楳図かずおさんは赤と白の奇抜な家『まことちゃんハウス』を建設しましたが、近隣に住む住人に周囲の景観を悪化させているとして訴訟が起こされています。
判決は楳図かずおさんの勝訴ではありましたが、近隣とは気まずい関係になる可能性もありますので独創性のある外壁塗装に関してはくれぐれも近隣ともよく話し合って決めるようにしましょう。
ビビッドオレンジ(アウェイクニングオレンジ)を使ったおしゃれな外壁塗装
一般社団法人日本流行色協会では、2019年の流行色をアウェイクニングオレンジだと発表しました。
ちなみに、2021年の流行色は『グレー』、2022年の流行色は『ジョリーコーラル(ビビッド・イエロイッシュ・ピンク)』と発表がありました。
その年の流行色を使うのはおしゃれですね。
オレンジの外壁塗装と言っても濃いオレンジと薄いオレンジでは全く印象が変わりますし、屋根色との組み合わせによっても建物のイメージは変わってきます。
だいたい外壁塗装は塗料の耐久性の観点から10年周期で行うことが多くなりますので、建物のイメージチェンジをかねてその年の流行色で行っても楽しいですね。
サイディングの模様を活かした外壁塗装
現在の外壁材の模様が気に入っているという方は、クリア(透明)系塗料を使って塗装することをおすすめします。
クリア塗料は、主にサイディング外壁に重宝される塗装方法で塗膜の経年劣化によるチョーキング(白亜化現象) が起きないなどのメリットもあります。
ただクリア塗料を使う場合には、新築から10年以内の建物であったり、外壁に著しい劣化がないなどの条件を満たしている必要があります。
クリア塗料で木材などの材質の質感を上手く表現する事ができれば、とてもおしゃれな仕上がり具合となります。
おしゃれな外壁塗装のポイント
- ツートンカラーの場合は色相環を意識して配色する
- その年の流行色を入れてみる
- サイデイングであればクリア系塗料も検討してみる
- 外壁と一緒に屋根の色も考える
- 業者とイメージを共有する為に妥協しない
おしゃれの概念は人それぞれではありますが、一般受けするおしゃれはシンプルです。
シンプルを直訳すると『簡単な』『扱いやすい』『地味な』『つまらない』『卑しい』という意味ですが、外壁塗装で言うシンプルとは、建物全体がまとまっている様子と言ってよいでしょう。
建物のイメージを決めるのは外壁の色だけでなく屋根、ベランダなどの全ての色を組み合わせた建物全体のイメージになります。
シンプルがおしゃれだからと言って、外壁も屋根もベランダも白にしてしまうのは考えただけでゾッとするのは想像に容易いでしょう。
ちなみに原色と言われる濃い赤、青、緑は最初インパクトはありますが数年で飽きが来ると言われています。
毎年外壁塗装でベージュ系や白系、淡い色などの無難な色合いに落ち着くのは、そういった消費者の事情を考慮した上での業者からのアドバイスによる所も大きいです。
本当におしゃれな色は10年後も飽きないものですよね。
是非ともおしゃれにしたいからと言って他の建物と違う色という発想ではなく、街や近所のイメージなどを総合しておしゃれな外壁塗装を目指してほしいと思います。
おしゃれな外壁塗装にはデザイン性の高いグラナートSP塗料がおすすめ
おしゃれに外壁塗装を仕上げたい方にはアステックペイントが製造・販売している水性形一液外壁用多彩模様シリコン系上塗材『グラナートSP』がおすすめです。
グラナートSPは、チップを吹き付けて外壁にキラキラとした模様を施すことができます。
仕上がりにはかなり高級感がでますね。
また、見た目のデザイン性だけでなく塗膜の耐久性も15年以上で高耐久性の塗料です。
水性の塗料で塗装時の嫌な臭い(シンナー臭)がないのも人気の秘訣です。
【グラナートSP概要】
つや | つやあり |
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ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | ない(原液使用) |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ローラー/吹き付け |
乾燥時間 | 最終養生:24時間以上 |
適用下地 | コンクリート/モルタル/ALC/窯業系サイディング |
注意事項 | 塗装法が万能ガンのみとなります。※推奨口径5.5mm(リシン仕様:ノズル位置3mm) 一度に厚付けすると白濁しますのでご注意ください。 電動ミキサーを用いて撹拌すると、塗料中のチップが壊れてしまいますので、混ぜ棒等で均一になるようにゆっくりと撹拌してください。 |
おしゃれ外壁塗装まとめ
- ベージュ
- ホワイト
- グレー
- ブラック
- ブラウン
外壁塗装を行った方384人を対象としたアンケートを実施し、その方々が外壁塗装・屋根塗装に何色を選んだのか調査した結果です。
人気色の最新版ということで色選びの参考にしていただければと思います。
- ベージュ系×グレー系
- イエロー系×ブラウン系
- ホワイト系×ピンク系
- ブルー系×ホワイト系
- ピンク系×レッド系
ツートンカラーでの仕上げは昔から根強い人気があり、現在でも外壁塗装の定番の仕上げになります。
外壁塗装の色決めでは色見本帳と言われる小さい色で判断することが多くなりますが、色の面積効果で言えば外壁に塗装すると薄く感じることになります。
おしゃれな外壁塗装にするためにも、色見本帳だけでなくカラーシミュレーションツールやA4判の板に塗装してもらって太陽の下で色を確認するなどしましょう。
色選びの参考にカラーシミュレーションツールも活用するようにしましょう。
業者の中にはスタッフにカラーコーディネーターが在籍しているところもありますのでプロのアドバイスも活用するようにしましょう。
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