外壁塗装で使う光触媒塗料の単価と特徴

光触媒塗料とは

光触媒とは、『それ自身は変化しないが、光を吸収することで化学反応を促進するもの』と定義されています。

最近、外壁塗装に使われる塗料で注目されている塗料になるのが、光触媒(ひかりしょくばい)塗料になります。

植物が持っているクロロフィル(葉緑素)も光触媒になります。

最近では光触媒の効果が注目されて、繊維や印刷などにも応用されて活用されています。

塗料は、樹脂と顔料で構成されていますが、光触媒塗料は顔料に酸化チタンを使います。

この酸化チタンが太陽光に当たることで、活性酸素(化学反応)が発生して外壁などに付着した汚れと供に反応物を分解してくれます。

塗料に含まれる色素を酸化チタンに吸着させて太陽光を当てると、色素が励起状態となり電子を酸化チタンに注入します。

その電子は酸素と反応してO₂̠-やH₂̠Oを生成し、それらの酸化作用で色素が分解される仕組みになります。

光触媒塗料とは、酸化チタンが持つ太陽光との光触媒反応を狙った塗料になります

価格は他の塗料と比較すると高くなりますが、その分機能性に優れています。

光触媒塗料の単価や特徴、使用する上でのデメリットなどをまとめましたので、塗料選びの参考にしていただければと思います。

光触媒塗料の単価

※3回塗りの合計

1㎡あたり4,500~5,000円

外壁塗装の価格は、塗装面積×塗料単価+足場代+諸経費になります。

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光触媒塗料の主な機能

光触媒塗料は機能性塗料とも言われていて、様々機能を持った塗料になります。

光触媒塗料を外壁塗装に使った場合に期待される機能をご紹介します。

セルフクリーニング

光触媒塗料の主な機能『セルフクリーニング』
光触媒塗料の主な機能『セルフクリーニング』

光触媒塗料が注目されている機能として超親水性機能があります。

超親水性(Super hydro philicity)は簡単にいうと、撥水性のあるガラス面に水が付着した時に普通は水玉になりますが、超親水性機能を有するガラスの場合には、水は水滴にならず均一に分散付着することになります。

光触媒の超親水性機能と酸化分解機能により、粉塵や油分などの汚れは、人の手によらず分解され、セルフクリーニングで雨水などで洗い流されます。

このセルフクリーニング効果のある塗料を低汚染塗料と言ったりします。

特に高い建物では洗浄も容易ではありませんので、光触媒塗料が重宝されています。

橋や都心の高いビルなどで光触媒塗料が使われています。

空気の浄化

光触媒塗料の主な機能『空気の浄化
光触媒塗料の主な機能『空気の浄化』

光触媒の持つ強力な酸化分解性能は悪臭物質をすばやく補捉することが期待できます。

外壁に光触媒塗料を使うと、太陽光が照射されている場合には、外壁に施された塗料を拡散中の臭気物質が次々と光触媒と接触し臭気物質は酸化されて水と二酸化炭素となって脱離していきます。

その結果、外壁は常に臭気物質の濃度が小さい状態となり、拡散が繰り返され、外壁に施された塗料も劣化することない状態で保たれます。

光触媒の空気浄化効果は特に欧州圏では広まっていて、オランダでは1000㎡規模の光触媒舗装を行い、路上0.5~1.5mの高さで25~45%のNOx(窒素酸化物)の除去率を得るなどの研究結果も出ています。

抗菌、抗カビ、防藻作用

光触媒塗料の主な機能『抗菌、抗カビ、防藻作用』
光触媒塗料の主な機能『抗菌、抗カビ、防藻作用』

光触媒が有機物を酸化分解する力は、外壁表面の汚れだけでなく、最近やウイルスにも働きます。

微生物の細胞は主にタンパク質や脂質でできています。

光触媒反応の強い酸化力によって、ほぼすべての有機物を酸化分解することができるので、外壁の抗菌作用にも効果があります。

外壁には、カビが発生する条件である酸素、温度、水分、栄養分が揃っていますし、日本の気候も温暖で多湿な為カビにとっては絶好の環境でもありますが、光触媒の有機物の分解作用によってカビの胞子を不活化させることもできます。

さらに、光触媒塗料は、外壁に付着する藻も死滅させる作用もあります。

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光触媒塗料のデメリット

とても機能が高い光触媒塗料ではありますが、デメリットもあります。

現在発売されている光触媒塗料のデメリットとしては以下の2点が挙げられます。

  • 価格が高い
  • 太陽光が当たらなければ効果を発揮しない

光触媒塗料は高機能であるがゆえに、他のグレードの塗料と比較しても価格が高い傾向にあります。

ただ、その分耐用年数も長いので、光触媒塗料を使う際には建物にかかるトータルコストで考えるとよいでしょう。

光触媒は自身が吸収した光エネルギー以上の仕事をすることができません。

セルフクリーニング機能も、太陽光がでている時間内に付着する汚染物質の量を引かい触媒機能が上回れば、持続的に汚れ防止ができます。

また、光触媒を有効に利用するには光を最大限に吸収できる面積も必要となります。

すなわち、外壁塗装で光触媒の機能を最大限に発揮する為には、汚染物質の濃度、光の量、光触媒面積が重要な要となります

おすすめ光触媒塗料

塗料名を選択すると、その塗料の評判や詳しい特徴などがご覧になれます

塗料名耐用年数単価メーカー
ハイドロテクトカラーコートECO-EX20年4,500円~5,000円toto
おすすめ
K2コート
15年~20年2,800円~3,000円ピアレックス・テクノロジーズ
外壁塗装に使われる主な光触媒塗料

光触媒塗料は住宅用としてはそれほど一般化していない

光触媒塗料は耐用年数も長く機能性にも優れていますが、それほど住宅用として使われるまで一般化してはいません。

この要因は、住宅が持つ耐用年数(法定耐用年数:RC47年、鉄骨34年、木造22年)に対して光触媒の機能が高機能すぎてコストパフォーマンス的に悪いのが原因になっています。

ただ、高機能な塗料であることは間違いありませんので、最高級な塗料で塗装してほしいという要望がある方にはおすすめできるグレードになります。

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