記事サマリー
クールタイトSi塗料の評判
良い評判
- 2006年に利用して良かったので今回もクールタイトでお願いしました
- 長年使われている塗料という事で安心できました
- 遮熱効果よりも屋根が汚れにくくなった気はする
- 高日射反射率塗料ということで助成金をもらえて塗装が行えた
悪い評判
- 倉庫系の屋根にはいいけど、一般住宅にクールタイトを塗ってもあまり効果は感じられない(職人談)
- 屋根にクールタイトSiは耐久性の観点からおすすめできない(個人的に外壁にシリコン系で屋根はフッ素系)
クールタイトSi塗料の価格相場
2,400円~2,800円/m2
ちなみに40坪住宅の屋根にクールタイトSiを使った場合の相場は30万円程度です。
相場よりも安く屋根塗装が行えるのが特徴です。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 7,500円 |
下塗り(マイルドシーラーEPO) | 45,000円 |
中塗り(クールタイトSi) | 40,000円 |
上塗り(クールタイトSi) | 40,000円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 31,650円 |
合計 | 348,150円 |
助成金確認ツール(無料)
耐用年数は5年~7年
クールタイトSiの耐用年数はキセノランプ法により5年~7年と発表されています。
キセノランプ法とは、キセノンアーク放射と言われる太陽光とよく似た光を一定時間照射した時の劣化具合を測る試験です。
クールタイトSiはシリコン系の塗料ではありますが、他の塗料と比較すると耐久性の面で劣る印象です。
ただ屋根表面の遮熱性も期待できるので、ガルバリウム鋼板などの屋根では金属の膨張や収縮が抑えられるため、劣化防止の役目も期待できます。
また特殊変性エポキシ樹脂も配合されているので、サビによる腐食も抑制してくれます。
スレートやセメントなどの屋根材よりもガルバリウム鋼板やトタン屋根にメリットが大きい塗料です。
クールタイトに過度な遮熱性は期待しないほうがいい?
クールタイトSiは高日射反射塗料ということで室内温度上昇を抑制する遮熱効果も期待できます。
ただ、遮熱に関しては過度な期待はしないほうが適切でしょう。
というのも、現在の住宅では外壁内部、屋根裏には断熱材がふんだんに使われていますので早々部屋の熱は逃げません。
クールタイトSiを製造販売するエスケー化研が行った実験によれば、屋根表面度が11.6°、内部温度は4.6°抑制できたとの発表もありますが、一般住宅ではなく折半屋根の工場屋根です。
スレートやコロニアル材質の屋根でも遮熱効果はありますが、部屋内温度は1~2°抑制できる程度になるでしょう。
クールタイトSiを使ったからと言って夏場にエアコンを使わずに過ごせるほどの効果はありませんので、過度な期待は禁物です。
標準色は26色
クールタイトSiの標準色は26色です。(工場・倉庫用も合わせると41色)
遮熱性を期待するのであれば日射反射率の高い『CLR-106』『CLR-170』などのグレー系、『CLR-124』『CLR-115』などの淡い色がおすすめです。
また、工場・倉庫向け標準色としてホワイト系もありますので住宅屋根に使用しても遮熱効果は高くなります。
クールタイトSi塗料基本情報
つや | つや有り 3分つや有り |
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希釈剤 | 塗料用シンナー |
塗装方法 | 吹付/ローラー/刷毛 |
乾燥時間 | 工程内:6時間以上 |
適用下地 | 薄型塗装瓦/トタン屋根/スレート屋根 |
注意事項 | 塗膜表面の不純物除去が不十分な場合、光沢のある仕上がりが得られなかったり、経年後、塗膜の膨れ、剥がれなどの原因になることがあります。
また、金属露出部がある場合は発錆防止の水洗後の水分を直ちにふき取ってください。 寒冷地や冬季に施工する場合は、朝露や結露の発生に注意してください。 また、ケレン除去により下地が露出している場合は、さび止め塗料で補修塗りを行ってください。 |
クールタイトSiは価格的にも手ごろでおすすめの塗料
40坪住宅の屋根にクールタイトSiを使った場合の相場は30万円程度です。
他の塗料と比較すると耐久性の面で劣る印象です。
クールタイトSiは、評判を見ても、実績などの面を重視してクールタイトSiを使用される方が多く、次回の屋根塗装でもリピートで使われるなど長年人気の塗料です。
アスファルトシングルなどの屋根材にもおすすめの塗料です。
価格的にもお手頃で業者がすすめやすいというのもあるかもしれませんが、耐久性の面では他同グレードの塗料に劣ります。
屋根は外壁と比較すると日中紫外線を浴び続けている劣化具合が激しい箇所です。
今は、外壁と屋根を一緒にメンテナンスされる方が多いので、外壁にシリコン系以上の塗料を使用することを検討している方には向かない塗料です。
反対に外壁にアクリル系やウレタン系などを使う、もしくは外壁とは別で緊急にメンテナンスしたいという方であればクールタイトSiはおすすめです。
ただし、メーカー保証はありません。
塗料の中では比較的長く愛用されている実績のある塗料になりますので、業者も安心しておすすめしてくれると思います。
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