
記事サマリー
グラナートSPの評判
良い評判
- 天然石のような美しい風合いに仕上がって満足です
- もともとのサイディングの模様が気に入っていたので、それを活かせると聞いてグラナートSPに決めました
- 塗料の光沢が天然石みたいにキラキラしていて気に入っています
- 面積あたりの重量が軽いので耐震性の面でもおすすめの塗料です(職人談)
- 我が家は1階の一部分にワンポイントとして使用しました。かなり気に入っています
悪い評判
- 我が家はセメント系の人造石だったため、諦めました
- オシャレな感じになりそうだったので検討しましたが、選べる色が10色しかなくて残念だった
グラナートSPの価格相場
4,800円~5,000円/m2
塗料に天然石が含有されているので、一般的な価格よりも少々高くなります。
ちなみに40坪住宅の外壁にグラナートSPを使った場合の相場は80万円程度です。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(エポパワーシーラー) | 81,000円 |
中塗り(グラナートSP) | 211,500円 |
上塗り(グラナートSP) | 211,500円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 71,500円 |
合計 | 786,500円 |
耐用年数は15年以上

グラナートSPの耐用年数は、製造しているアステックペイントが行ったキセノランプ法(促進耐候性試験)により15年以上と報告されています。
樹脂グレードで分類するとアクリルシリコン系に分類されますが、耐候性的には外壁塗装で最高級のグレードであるフッ素系にも劣っていせん。
上記の施工直後と21年後の塗膜状態を比較しても分かりますが、光沢感は失われてはいるものの剥がれや色あせなども起きていません。
また、グラナートSP自体はクリア(透明)系塗料で色付けに使われる顔料が使われていないので、チョーキング(白亜化現象) が起きずらいなどのメリットもあります。
施工(多彩模様)例

グラナートSPの一番の特徴は、ランダムに散りばめられたチップ(石)の多彩模様です。
仕上がりでは光沢感もでるのでチップが天然石のような輝きです。
ちなみに、グラナートSP自体はつやなし塗料になりますが、中塗りで使われるグラナートミドルコートがつやあり塗料です。
評判にもありますが、現在の外壁材の模様が気に入っている方に、アクセントとして使われることも多くなっています。
また、一階と二階で色を分けるなどのツートン(2色)のアクセントカラーとして使うのもおすすめです。
吹き付け工法になるので職人のスキルによって仕上がり具合は変わる
吹き付け工法は、チップを散りばめることができるので意匠性に優れている反面、色ムラが起きやすい、養生の範囲が広くなるなどのデメリットもあります。
そのため、吹き付け工法に慣れていない職人が施工すると、色ムラが起きたり、近隣に塗料を飛散させてしまう可能性もあります。
グラナートSPを検討する際には、実績のある業者(職人)であるかの確認をおすすめします。
色は10色限定

グラナートSPの色は10色限定と、他塗料と比較すると少ないです。
ちなみにグラナートSP自体は透明になるので、中塗りで使われるグラナートミドルコートがベースの色です。
グラナートミドルコートはグラナートSP専用の中塗材です。
ちなみに当サイトが行った外壁塗装人気色アンケートによると、人気の色はベージュ・ホワイト・グレーがTOP3という結果になりました。
グラナートSP基本情報
つや | つやあり |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | ない(原液使用) |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ローラー/吹き付け |
乾燥時間 | 最終養生:24時間以上 |
適用下地 | コンクリート/モルタル/ALC/窯業系サイディング |
注意事項 | 塗装法が万能ガンのみです。※推奨口径5.5mm(リシン仕様:ノズル位置3mm)
一度に厚付けすると白濁しますのでご注意ください。 電動ミキサーを用いて撹拌すると、塗料中のチップが壊れてしまいますので、混ぜ棒等で均一になるようにゆっくりと撹拌してください。 |
グラナートSPは少々高いが水性塗料で人気のある塗料
40坪住宅の外壁にグラナートSPを使った場合の相場は80万円程度です。
耐候性的には外壁塗装で最高級のグレードであるフッ素系にも劣っていせん。
グラナートSPは、アクリルシリコン系塗料としては最高級の耐候性で、仕上がり具合もかなり高級感がある塗料です。
水性塗料でもあるので、塗装中の嫌な臭い(シンナー臭)がないのも嬉しいですね。
少々高い塗料ではありますが、意匠性を重視される方におすすめの塗料です。
#外壁塗装塗料 #グラナートSP #アステックペイント