記事サマリー
アレスダイナミックトップの評判
良い評判
- 雨の日でも施工できるので工期にずれが起きにくく扱いやすい塗料
- 外壁につやが出るので施工後の満足感は高いです
- ラジカル制御型塗料はこれからの主流になることが予想されます
- 費用対効果の面でかなりおすすめの塗料です
- ラジカル制御型の中では最高品質だと思っています
- 梅雨時でも最高のパフォーマンスが期待できます
- 水性塗料なので施工しやすい
悪い評判
- 2016年から発売された塗料で、まだ実績が少なくお客さんに提案するのに少し抵抗がある
- 初期費用は高くなりがちなので提案しづらい
- つやが消せないので、リフォーム感を出したくない人にはおすすめできません
アレスダイナミックトップ最新価格相場
※3回塗りの合計単価です。
1平米あたり2,500~3,000円
ちなみに40坪住宅の外壁にアレスダイナミックトップを使った場合の相場は65万円程度です。
相場通りで外壁塗装が行えますし、耐久性にも優れているのが特徴です。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(アレスダイナミックフィラー) | 81,000円 |
中塗り(アレスダイナミックトップ) | 161,500円 |
上塗り(アレスダイナミックトップ) | 161,500円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 61,500円 |
合計 | 676,500円 |
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耐用年数は15年程度
アレスダイナミックトップは樹脂グレードで分類するとラジカル制御型塗料になり、耐用年数は、促進耐候性試験により15年と発表されています。
促進耐候性試験とは、人工的に太陽光・温度・湿度・降雨などの屋内外の条件を作り出して、劣化具合を図る試験です。
上記の促進耐候性試験の結果表を見ると分かりますがシリコン塗料、ウレタン塗料と比べると段違いに劣化のスピードが遅いことが分かりますね。
このように極めて耐久性が高いので15年周期の塗り替えが可能なので、細目に塗り替えを行うよりも手間やコストの面で優れています。
アレスダイナミックトップの特徴
- 雨の日でも施工できる
- 水性塗料なので匂いも少なく近隣からのクレームリスクもほとんどない
- つやによって外壁がピカピカになる
- コストパフォーマンスに優れている
アレスダイナミックトップの一番の特徴は、強化剤のアレスダイナミックフィラー又はダイナミック強化剤と組み合わせることによって、高多湿な状況でも施工が行える点にあります。
これは外壁塗装としてはあまり向いていない梅雨時期や雨の日などでもいつも通りに施工が行えることを意味していますので、工期の遅れなどが出にくく、近隣への配慮という観点では最高の塗料ですね。
通常の外壁塗装では、およそ2~3週間の期間が必要になり、その間に雨が降ってしまったら外壁の塗装は行えません。
これは、雨や湿気によって決められた塗料の配合が薄れてしまったり、塗膜が浮いてきたり、ヒビ割れ、クレーター(外壁にあわ粒からあずき粒大のへこみがランダムに発生する現象)、チョーキングなどの劣化に繋がってしまうためです。
なので『気温5度以下、湿度85%以上の塗装は避ける』というのが通常の塗装では鉄則になるわけですが、アレスダイナミックトップでは今までの外壁塗装の常識を覆す画期的な塗料というわけです。
また、油性塗料のようにシンナーと混ぜずに水で薄めて塗装する水性塗料なので、嫌な匂いによるクレームもほとんどないのも嬉しいですね。
アレスダイナミックトップはつやのある塗料になり7分つや、5分つや、3分つやと選べて施工後は外壁がピカピカになるのも特徴の一つです。
高機能な塗料になりますのでその分価格は他のラジカル制御型塗料に比べると高いんですが、長い目で見ると細目に塗るよりもオトクでコストパフォーマンスに優れているのも特徴の一つです。
実績が乏しいのが弱点
アレスダイナミックトップは2016年2月から発売が開始されたということで、実際の環境下での実績が少ない点というのが気になる所です。
一応、促進耐候性試験によって耐候性の高さがウリになっている塗料ではありますが、今のところ『たぶん持ちます』としか言えないのが現状です。
このような実績不足の状態ですので、アレスダイナミックトップを扱う業者も少ないです。
それでも市場の普及状況で言うと、それまでシリコン塗料主体だったにも関わらず、ラジカル制御型塗料が登場してからは、人気を二分するまでになっています。
実績不足はしょうがないのですが、検討する際には業者の施工補償の期間なども確認してからお願いするようにしましょう。
アレスダイナミックトップはこんな人におすすめ
- スケジュール通りに施工を完了させてほしい
- 外壁に光沢を出したい
- 費用対効果重視の人
アレスダイナミックトップは湿気に強い塗料になるので、梅雨時期などでもスケジュール通りに施工を完了させられることが多いので、都心部などで近隣への配慮を一番に気にされる方にはおすすめの塗料です。
特に足場をかけることによって、自宅の駐車場が制限されるだけでなく、お隣の車位置も制限されるなどの立地ではかなり優遇される塗料です。
また、ラジカル制御型塗料でありながら、耐久性的にはフッ素塗料並みのパフォーマンスが期待できるので費用対効果的には塗料の中ではトップクラスです。
アレスダイナミックトップ基本情報
つや | つやあり 7分つや 5分つや 3分つや |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | 水道水 |
希釈剤 | 水道水 |
希釈率 | 3%~5% ※※つや消しは希釈率0~10%としてください。 |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ローラー |
乾燥時間 | 8時間以上7日以内 |
適用下地 | コンクリート/モルタル/窯業系サイディングボード/ALC/各種旧塗膜 |
注意事項 | 使用時限(23℃で6時間以内)を越えた塗料は絶対に使用しないでください。
使用時限以上経過した塗料は、所定の塗膜性能を発揮しないため、塗料状態が塗装可能であっても使用しないでください。 |
アレスダイナミックトップは実績が少ないのがネック
40坪住宅の外壁にアレスダイナミックトップを使った場合の相場は65万円程度です。
ラジカル塗料のため耐候性のある塗料です。
外壁塗装では塗装後のヒビ割れや塗膜のはがれが一番のトラブルになりますが、アレスダイナミックトップはそのリスクを想定している塗料になりますので、トラブルの発生リスクは極めて少ないと考えて良いでしょう。
評判を見てもラジカル制御型では最高品質だと評価される方が多かったです。
2016年に発売された塗料なので、業者自体も施工実績は少ないことが予想されます。
アレスダイナミックトップを検討される方は業者の施工補償、業者の過去の実績なども見て決めるようにしましょう。
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