外壁塗装で高級を演出したい方には、石材調塗料がおすすめです。
石材調塗料とは、樹脂の中に細かく砕いたセラミック(陶磁器)や天然石が含有されている塗料になります。
重厚感やキラキラした高級感のある仕上がりとなってくれます。
そんな石材調塗料の特徴や使用する上での注意点、施工例、主な石材調塗料をまとめましたので、参考にしていただければと思います。
記事サマリー
石材調塗料の特徴
- コテやブラシを使う事で仕上がり具合をいろいろと演出できる
- 耐久性が高い
- 仕上がりには光沢が出る
施工にはスキルが必要になりますので、実績のある業者にお願いする必要があります。
また石材調塗料は親水性が高い塗料が多く、外壁についた汚れを雨水で洗い流してくれるので、綺麗な外壁が長持ちしてくれることです。
そして、樹脂に配合されているセラミック(陶磁器)や天然石は無機質骨材なものになりますので、耐久性に優れているのも特徴の一つです。
ただ、塗膜自体の耐久性が上がるわけではありません。
あくまでも塗膜の耐久性は樹脂によって左右されます。
石材調塗料の中でもセラミック系の石材調塗料は耐久性が高くなります。
石材調塗料は見た目の仕上がりだけが取り上げられることが多いですが、実は機能的にも優れいているのが特徴です。
価格が高いのがデメリット
石材調塗料のデメリットは価格が高い点にあります。
一般的な塗料と比較すると2~3割ほど高くなっているケースが多くなっています。
これは、配合されているセラミック(陶磁器)や天然石ぶんの価格です。
セラミック系の石材調塗料では耐久性も高くなりますが、天然石系の石材調塗料は単なる飾りになりますので、価格に対する耐久性の面からコストパフォーマンスは悪くなります。
分かりやすく言えば
- シリコン塗料(2,500円/平米、耐用年数10年)
- 天然石が配合されたシリコン塗料(3,000円/平米、耐用年数10年)
という事です。
塗膜の耐久性まで考える人は、セラミック系の石材調塗料を選ぶようにしましょう。
旧塗膜が弾性塗料なら石材調塗料の使用は控える
石材調塗料を使用する際は、前回の塗り替え時に弾性塗料を使っているようだったら使用を控えることをおすすめします。
弾性塗料とは、塗料の中に伸縮性効果が期待できる硬化剤が配合されている塗料です。
旧塗膜が弾性塗料だと柔らかい下地に固い石材調塗料の相性が悪く、甲羅上のクラック(ひび割れ)が発生するリスクが高まります。
石材調塗料は塗膜が固いので、塗膜が柔らかい弾性塗料に追随できないのがクラックの原因です。
石材調塗料を使う際は、同じような性質があるフッ素系の塗料や比較的硬い塗料が望ましいとされています。
石材調塗料の施工例
おすすめ石材調塗料グラナートSP
つや | つやあり |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | ない(原液使用) |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ローラー/吹き付け |
乾燥時間 | 最終養生:24時間以上 |
適用下地 | コンクリート/モルタル/ALC/窯業系サイディング |
注意事項 | 塗装法が万能ガンのみです。※推奨口径5.5mm(リシン仕様:ノズル位置3mm)
一度に厚付けすると白濁しますのでご注意ください。 電動ミキサーを用いて撹拌すると、塗料中のチップが壊れてしまいますので、混ぜ棒等で均一になるようにゆっくりと撹拌してください。 |
グラナートSPは、アステックペイントが製造・販売している水性形一液外壁用多彩模様シリコン系上塗材です。
塗料には天然石が含有されているので、仕上がりはキラキラした高級感が演出できるのが特徴です。
他の石材調塗料よりも価格は安く、かつ耐久性も優れているので人気の塗料となっています。
グラナートSP塗料を使った方の評判・価格内訳・特徴などさらに詳しい内容は下記ページにまとめましたのでご覧ください。
石材調塗料は満足度高めでおすすめ
重厚感やキラキラした高級感のある仕上がりになるのが特徴です。
一般的な塗料と比較すると2~3割ほど高いです。
- セラミック系を選ぶ
- 実績のある業者にお願いする
- 耐久性に関するデマは信用しない
外壁塗装のよくあるトラブルに仕上がりがイメージと違ったというものがありますが、石材調塗料の場合イメージよりも仕上がりが良くて満足との声が多い塗料です。
やはり塗装によって手軽に建物に高級感を演出できる点が石材調塗料の一つの魅力となっています。
価格は少々高いですが、それに見合った高級感のある仕上がりです。
石材調塗料を扱う業者の中には不当に長い耐久性をウリにしているところもありますが、配合されている営業マンのトークに惑わされないで配合されている樹脂を確認するようにしましょう。
#外壁塗装 #石材調塗料 #グラナートSP