記事サマリー
UVプロテクトクリヤーの評判
良い評判
- サイディングの模様が気に入っていたので、透明なUVプロテクトクリヤーを提案していただきつやの影響でかなりかっこよくなりました
- 新築の頃の外観に戻って大満足です
- 価格的にもお手頃で気に入っています
悪い評判
- 塗装後、運悪く小雨が降ってしまい翌日に見たら白っぽくなってしまいました
UVプロテクトクリヤーの価格相場
※2回塗りの合計単価になります。
2,800円~3,200円/m2
ちなみに40坪住宅の外壁にUVプロテクトクリヤーを使った場合の相場は70万円程度になります。
相場通りで外壁塗装が行えますし、耐久性にも優れているのが特徴です。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(ピュアライドUVプロテクトクリヤー) | 81,000円 |
中塗り(UVプロテクトクリヤー) | 191,500円 |
上塗り(UVプロテクトクリヤー) | 191,500円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 67,500円 |
合計 | 742,500円 |
助成金もわかる相場算定ツール
耐用年数は12年~15年
UVプロテクトクリヤーの耐用年数は、メタルハライドランプ式耐候性試験機(スーパーUV)試験によって12年~15年と報告されています。
樹脂グレードで分類するとセラミック系塗料にあたります。
外壁の劣化原因として一番大きな影響を及ぼすとされているのは太陽による紫外線になりますが、UVプロテクトクリヤーは、セラミック樹脂(硅素(Si)と酸素(O))が非常に細かく含有されているので、紫外線による色落ちや色あせを最小限に抑えてくれます。
他にも防カビ・防藻性や親水性も期待できるので外壁に汚れが付きずらいことも耐久性が高いことの理由になります。
UVプロテクトクリヤーが使えない条件
クリヤー(透明)系の塗料としては、非常に実績のあるUVプロテクトクリヤーですが、全ての外壁に使用できるというわけではありません。
UVプロテクトクリヤーが使用できない外壁や状態もあるので確認しておきましょう。
下地(外壁材)の劣化が激しい場合
クリヤー仕上げは下地の状態をそのまま表出してしまうため、下地の劣化が著しい場合はおすすめできません。
ヘヤクラックなどの発生がなく、かつ築後10年以内であることをいちおうの目安にしてください。
UVプロテクトクリヤー仕様書
UVプロテクトクリヤーはクリヤな塗料になりますので、下地である外壁材の劣化が激しい場合には塗装することはできません。
これは塗料の性能というよりも見た目的な印象によるためです。
どうゆうことかというと、クラック(ひび割れ)など発生している場合にはシーリングによる手入れが施されますが、UVプロテクトクリヤーのような透明な塗料をその上から塗装してしまうと、塗膜の上から劣化している箇所が丸見えになってしまって非常に見栄えが悪くなります。
一般的に、UVプロテクトクリヤーの使用は新築から10年以内が推奨されています。
前回、光触媒や無機系の塗料で塗装している外壁材
UVプロテクトクリヤーは、前回の塗装で光触媒や無機系塗料で塗装している外壁材には塗装することはできません。
一般的に、外壁塗装では前回の塗膜が劣化してから行います。
これは、前回の塗料が残っている上から新たな塗料を塗装しても、旧塗膜の影響で早期の剥がれやチョーキング現象(白亜化)の原因が考えられるためです。
同じ理由で、光触媒や無機系塗料は塗膜の耐久性が高いので、UVプロテクトクリヤーが推奨されている10年以内では塗膜がまだまだ劣化していない状態になります。
従って、UVプロテクトクリヤーを塗装する際には、前回使用した塗料(UVプロテクトクリヤーの場合は新築時に使った塗料)がなんだったのかの確認をしてから、塗装のタイミングを決めるようにしましょう。
UVプロテクトクリヤーはサイディング以外の外壁で保証が付かない
UVプロテクトクリヤーの適用下地は『サイディング』に限定されていて、モルタルやコンクリートなどの外壁材では保証が適用されません。
業者側はそれでも経験則から勧めてくるかもしれませんが、塗膜性能の保証はできないことはキモに命じておきましょう。
私個人的には『おそらく大丈夫』だとは思いますが、このような形でホームページに記載することには、少々の抵抗がありあます。(苦笑)
UVプロテクトクリヤーをサイディング以外の外壁に塗装する際には、十分な検討をおすすめします。
2018年6月よりつや消しも発売開始
UVプロテクトクリヤーを製造・販売している日本ペイント株式会社は2018年6月20日より、それまで『つや有り』『3分つや有り』に加えて新たに『つや消し』の発売を開始しています。(15gセットのみのラインナップとなります。)
これまでのUVプロテクトクリヤーでは、どうしても塗装後のピカピカしたリフォーム感が出てしまっていましたが、そのようなリフォーム感を嫌う方もいらっしゃいますので、そのような方にはつや消しの登場は嬉しいですね。
クリヤ系の塗料ではどうしても顔料の関係から、性能を落とさずにつやを消すことは難しい現状ではありましたが、日本ペイントでは建築以外の車の塗料の製造も行っているノウハウから今回のつや消しの発売ができたことが予想されます。
他クリヤ系塗料と比較すると、つや消しはかなりの差別化になっていますね。
UVプロテクトクリヤー基本情報
つや | つや有り 3分つや有り つや消し |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | 塗料用シンナー |
塗装方法 | エアスプレー/エアレススプレー/ウールローラー/刷毛 |
乾燥時間 | 4時間以上 |
適用下地 | サイディング各種 |
注意事項 | 光触媒が施されたサイディングボードには適用できません。 被塗面の洗浄やエフロレッセンスの除去に酸性洗浄剤・アルカリ性洗浄剤などの薬剤を用いる場合、薬剤洗浄前に被塗面に十分に水を含ませてください。 薬剤洗浄後の水洗工程は、高圧水洗もしくはブラシなどを用いて入念に行ってください。 薬剤が壁面に残存したまま本品を塗装しますと塗膜の縮み、白化、はく離を起こすおそれがあります。水洗後、塗装面のpHを確認する場合は、pH試験紙を塗装面に押し当てて測定してください。光触媒のサイディングボードには適応しておりません。光触媒処理を施した素材には、塗膜劣化が早まるなど不具合を生じる場合がありますので塗装を避けてください。 つや調整品を使用する場合は上塗り1(中塗り)に「つや有り」をご使用ください。つや調整品を2回塗りしますと、つやむらが生じることがあります。 |
UVプロテクトクリヤーは利用者の評価が高い塗料
40坪住宅の外壁にUVプロテクトクリヤーを使った場合の相場は70万円程度になります。
防カビ・防藻性や親水性も期待できるので外壁に汚れが付きずらいことも耐久性が高いことの理由になります。
UVプロテクトクリヤーは、利用者からも業者側からも評判が高いものが多かったです。
また、UVプロテクトクリヤーはメーカー保証も受けられます。
価格に対する耐用年数も高いですし、現在新築から10年未満でサイデイング外壁の建物にはUVプロテクトクリヤーはおすすめです。