サイディングを外壁塗装する際のおすすめの塗料

サイディングとは、工場であらかじめ成型して作られた板(サイディングボード)で、外壁にその板を貼り付けて使います

サイディングの種類としては大きく窯業系と金属系に分類することができます。

サイディングはコンクリートやモルタルと比べると軽く建物に負担がかからず、なおかつ低コストで仕上げることができるので最近シェアが大きくなっている外壁材になります。

そんなサイディングに最適な塗料を一覧にて紹介していきます。

また、サイディングには使用しないほうがいい種類の塗料もありますので、併せて紹介していきます。

サイディングにおすすめはシリコン塗料

サイディングにおすすめはシリコン塗料です。

一般的なシリコン塗料の耐用年数は8年~10年とされていますが、この耐用年数がサイディングの耐用年数は7〜8年と同程度になります。

メンテナンス時期を揃える事で業者との打ち合わせ時間の削減効果や足場代の節約など経済的なメリットも望めます。

またシリコン塗料単体で見ても価格に対する耐用年数が高く、非常にコストパフォーマンスの良い塗料になります。

ちなみに外壁塗装利用者の中でもシリコン塗料が一番人気の塗料になります。

サイディングに弾性塗料はおすすめしない理由

サイディングには弾性塗料は使用しないことをおすすめしています。

弾性塗料とは、塗膜がゴムのように伸縮する性能がある塗料です。

サイディングの特徴として、『軽い』『低コスト』『種類・デザインが豊富』などのメリットがある反面、太陽によって外壁表面温度が上がりやすいことや吸水性が高いなどのデメリットもあります。

そのため、サイディングに弾性塗料を使用すると、塗膜に膨れ(ブリスタリング)が出てしまったり、気泡やピンホール(気泡がつぶれた跡)の原因になります。

もちろん気泡の原因が弾性塗料によるものではなく、希釈剤の割合が適当でなかったり、塗装時の気候が適当でなかったりもあります。

ただ、塗装後のリスク回避の観点から、サイディングには弾性塗料は使用しないほうがベターでしょう。

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クリヤー系(透明)塗料の使用は築10年未満が目安

クリヤー系(透明)塗料の使用は築10年未満が目安
先日家の外壁、サイディングにクリア塗装を塗ってもらったのですが塗った面全体で
気泡ができていました。

翌朝光が当たっている時に下から見上げると全面泡でブツブツになっており気持ち悪く感じる
程で業者へ連絡し確認してもらったところ工期が短かく乾ききる前に塗り重ねをした為下の
塗料が揮発して出来てしまった物とのことでした。

Yahoo!知恵袋

サイディングには意匠性の高い模様が多くある為、模様をそのまま表現するためクリヤー系(透明)塗料を検討している方も多くいらっしゃるかと思います。

ただ、クリヤー系の塗料は外壁の表情がそのまま出ることになりますので、あまりに劣化している外壁では使用することはおすすめしません。

クリヤー系の塗料を使用する目安としては新築から10年未満と言われています。

クラック(ひび割れ)が起きている、カビ・藻・コケがひどく発生している状態のサイディングにはクリヤー系の塗料は控えた方が無難です。

また、前回の塗装で前回の塗装で光触媒や無機・フッ素などの塗料を使っていてもクリヤー系の塗料はうまく密着してくれないなどの制限もあります。

サイディング外壁は定期的なメンテナンスが必要

サイディング外壁の注意点
  • 弾性塗料は使わない
  • クリア系塗料は10年未満の住宅が理想

サイディング外壁に塗装をする際のおすすめの塗料とおすすめしない塗料、それぞれを紹介しました。

サイディングは現在の一般家屋の主流でもあるもの、メンテナンスに注意が必要な外壁材でもあります。

なお、詳しい外壁材の種類と特徴に関しては『外壁材の種類とおすすめの塗料』ページでまとめましたのでご覧ください。

悪質な業者や無知な業者では、そのサイディングの外壁塗装におけるリスクの説明なく単価の高い塗料をすすめてきたりもする為、トラブルの元となっています。

よく注意し、業者の選定、塗料の選定をするようにしましょう。

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