
せっかく外壁塗装するならイメージチェンジで爽やかなブルー系(青色)を希望される方も多くいらっしゃいます。
ただ、ブルー系は他の色に比べて色あせが激しいというデメリットもあります。
ブルー系が色あせする理由やブルー系の外壁にするなら選ぶべき塗料、ブルー系に合う屋根色、施工例などをまとめました。
外壁塗装でブルー系を検討している方の参考になれば幸いです。
ちなみに当サイトが外壁塗装した384人にアンケートした『外壁塗装で人気の色ランキング』では、ブルーは第7位という結果でした。
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記事サマリー
なぜブルー系(青色)は色あせが激しいのか?
ブルー系の外壁塗装が色あせする一番の理由は、塗料の色を作るのに化学染料を使用しているためです。
塗料の色は顔料と言われる水その他の溶剤に溶けない微粉末で色を付けていますが、ブルー系の場合の爽やかな色を表現するために化学染料が使われる事です。
この化学染料が紫外線や酸性雨などの影響で塗膜の劣化原因であるラジカルが発生するため、色あせが起きやすくなっています。
ブルー系以外にもグリーン系も化学染料が使われることが多いので色あせが激しいと言われています。
反対にブラック系・ブラウン系では化学染料が使われる事も少ないので色あせが少ないのが特徴です。
外壁をブルー系(青色)にするならラジカル制御型の塗料を選ぶ
ブルー系で外壁塗装する際には、色あせの原因であるラジカルの発生を抑制する酸化チタンと光安定剤(HALS)が含まれているラジカル制御型塗料をおすすめします。
ラジカルとは、塗料に含まれている顔料と紫外線が当たる事で発生するエネルギーのことで、塗料の分解を促進させて塗膜の劣化原因にもなります。
耐用年数的には12~15年とされていて、価格はシリコン塗料よりも少々高い程度です。
コストパフォーマンスの観点からもラジカル制御型塗料をおすすめしています。
色あせが気になるブルー系だからこそ、ラジカル制御型塗料で万全を期する必要があります。
ブルー系(青色)の外壁に合う屋根色はブラック系・レッド系

ブルー系の外壁に合う屋根色はブラック系(黒色)・レッド系(赤色・茶色)です。
ブラック系の屋根色はブルー系以外でも人気の屋根色になりますが、屋根は外壁以上に紫外線や雨・風などを受けて色あせが激しい箇所でもあります。
そのため、鉱物資源の色が多いブラック系が人気になっています。
反対にブルー系の外壁に合わないのはホワイト系、ペールカラー系(淡い色)です。
ブルー系にホワイト系やペールカラー系を使ってしまうと、建物のイメージがボケてしまう、屋根の汚れが目立つなどのデメリットがあります。
施工例






ブルー系(青色)外壁塗装まとめ
ブルーには、色あせの原因であるラジカルの発生を抑制する塗料をおすすめします。
ブルー系の外壁にホワイト系やペールカラー系の屋根色を使ってしまうと、建物のイメージがボケてしまう、屋根の汚れが目立つなどのデメリットがあります。
- 色落ちを想定して仕上げる
- ラジカル制御型塗料を選ぶ
- 屋根色はブラック系・レッド系がおすすめ
ブルー系の外壁は色あせが懸念されるので、なるべくラジカル制御型塗料を使うようにましょう。
個人的には、ブルー系とホワイト系のツートンカラーが好きです。
なお、外壁の色決めに関しては別ページの『おしゃれな外壁塗装カラー(戸建て)画像77事例』も参考にしていただければと思います。
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