南欧風(なんおうふう)とは、地中海に面したギリシャ・スペイン・南フランス・イギリスなどの温暖な気候に多くある建築デザインです。
南欧風を細かく分類すると、プロヴァンス風(フランス南東部、ローヌ川からイタリアの国境にかけて)やヴェネチア風(イタリア北部)になりますが、このページでは一括りに南欧風としています。
イメージで言うと『暖かい』『淡い』『リゾート』などです。
南欧風の外壁塗装のポイントを画像と一緒に6つにまとめましたので、参考にしていただければと思います。
色選びは外壁塗装において、楽しい作業でもありますが、その反面とても頭を悩まさせる作業でもあります。色選びでは、自分の好みの色に加えてその年の流行色などを取り入れて検討するとスムーズに決まることがあります。
別ページでは、当サイトが外壁塗装を行った384人にアンケートして人気の色を算出しましたので、色選びの参考にしていただければと思います。
記事サマリー
南欧風の外壁塗装でおすすめの色
- 白
- オフホワイト
- ピンク
- 淡い黄色
- ベージュ
- ブラウン
南欧風の外壁色におすすめは明るい淡い色です。
外壁がサイディングならまっ白い壁は南欧風の定番色です。
ジョリパッド(モルタル)であれば淡い黄色やベージュなども外壁の素材が活きておすすめです。
周囲が速しに囲まれているような環境であればみどりが映えるようにブラウンもおすすめです。
なお周辺に木々が生い茂っているような環境であればベージュなどの淡い色は同化してしまい、木々のみどりが映えません。
周辺の環境も考慮して外壁の色を選ぶようにしましょう。
屋根色はカラフルなレッド・オレンジがおすすめ
- レッド
- オレンジ
- ブラウン
- ブラック
南欧風におすすめの屋根色はレッドやオレンジなどのカラフルな色です。
モニエル瓦(乾式洋瓦)にはレッドやオレンジなどの色が相性が良いですが、スレート屋根であれば屋根色をブラウンやブラックにして外壁の色を淡い黄色やピンクなどにすると南欧風に仕上がります。
レッドやオレンジ一色で塗装するのもおしゃれですが、レッドとオレンジ・オレンジとブラウンなどと2色をランダムに塗装していくのもおしゃれです。
既に洋瓦の建物であれば、屋根色は原色とさほど遠くない色を選び、外壁の色を変更すると現在の建物の雰囲気を壊さずにリフォームすることができます。
サイディングの模様を活かしてレンガ調も取り入れる
現在の外壁下地がサイディングであれば、模様を活かしてレンガ調にするのも南欧風でおしゃれです。
白レンガ調の外壁にオレンジ色の屋根などは南欧風の定番デザインです。
外壁塗装でレンガ色を出すためには、クリア(透明)塗装か多彩色仕上げ(目地出し)で表現することです。
クリアで仕上げるにはサイディングの劣化が激しくないことが条件です。
ちなみに多彩色仕上げは目地出しの工程が増えますので、一般的な塗りつぶし塗装よりも若干費用はかさみます。
カラーシミュレーションで南欧風のイメージを掴む
南欧風の外壁塗装で失敗しないためにカラーシミュレーションを使ってイメージを掴んでおきましょう。
今回いくつか南欧風デザインの外壁色と屋根色を紹介していますが、是非ともカラーシミュレーションを使って実際に組み合わせて確認してみましょう。
ただカラーシミュレーションでは100%正確な色にはなりませんので一つの目安に留めましょう。
特に南欧風デザインだと淡い色が定番になるわけですが、太陽光にあたると昼間は白っぽく見えて、夕方はオレンジっぽく見えるなどの特徴もあります。
カラーシミュレーションでは大体の色のイメージを掴んでおき、最終的な判断は実際の南欧風デザインの建物を実際に見て決めましょう。
なお現在はwebサイトで無料で何度でも使えるシミュレーションツールがあります。
別ページで、無料で使えるカラーシミュレーションを紹介していますのでそちらのページをご覧ください。
インスタグラムで『#南欧風住宅』や『#南欧風の家』のハッシュタグ検索をする
大体のイメージを掴むために、インスタグラムも活用する事をおすすめします。
インスタグラムのハッシュタグ検索機能を使って『#南欧風住宅』や『#南欧風の家』と検索してさまざまな南欧風のデザインを見てみましょう。
気に入った画像があれば、インスタグラムのコレクション機能を使って自分のアカウント内に保存しておきましょう。
コレクションは投稿のすぐ右下付近に、本のしおり(ブックマーク)のようなボタンをクリックするだけです。
保存した画像は、プロフィール画面右上のメニューボタンから保存済みを開くとこれまでに保存した画像が見られます。
太陽光発電を屋根に載せると南欧風の良さが半減する
南欧風デザインのキモはカラフルな屋根になりますので、太陽光発電を設置してしまうと南欧風の雰囲気は一気に下がります。
一応、太陽光発電の設置基準で軒先いっぱいまで設置することが禁じられているので(強風でパネルが吹き飛ばされないため)、屋根全ての部分がパネルで隠れてしまうわけではありませんが、それでも接地面のほぼ9割程度は隠れてしまいます。
今後太陽光発電の設置を検討しているなら、今一度パネルが設置されたら自分の家がどうも見えるか確認しておきましょう。
もしも南欧風デザインで、かつ太陽光発電も設置したいと考えるのであれば、屋根に設置するタイプではなくカーポートに設置するタイプをおすすめします。
カーポートタイプの太陽光発電は屋根置きタイプと比較するとどうしても費用対効果は落ちますが、それでも建物の雰囲気を壊すことなく設置できるメリットがあります。
南欧風の外壁塗装まとめ
外壁がサイディングならまっ白い壁は南欧風の定番色です。
ただし瓦の種類によって合う色、合わない色があるので注意が必要です。
- 外壁の色は白やベージュなど淡い色が基本
- 屋根の色はカラフルなレッド・オレンジがおすすめ
- 外壁がサイディングであればレンガ調もおしゃれ
- カラーシミュレーションを使う
- インスタグラムでハッシュタグ検索をする
- 太陽光発電はカーポートに設置する
南欧風のデザインは幅広い年齢層にマッチするので毎年人気がありますね。
新築でイチから南欧風に仕上げていくのは夢がありますが、外壁塗装でお手軽に南欧風に仕上げる方も最近は増えてますね。
現在既に洋瓦が載っている建物であれば、外壁に淡い色を使う事で南欧風の雰囲気に仕上がります。
カラーシミュレーションやインスタグラムでたくさんデザインを見て、業者と打ち合わせる前にイメージを固めておくとスムーズに打ち合わせできます。
色選びに迷うようであればカラーコーディネーターの在籍する業者に相談すると、失敗なく南欧風に仕上げてくれるのでおすすめです。
#外壁塗装色 #屋根塗装色 #おしゃれ #南欧風