記事サマリー
水性シリコンセラUVの評判
良い評判
- 何十年も持つ塗料ではないけど、こまめに外壁塗装したかったので、コスパを考えてシリコンセラUVにしてます
- 同グレードの塗料で比較したら、住宅塗装分野で専門的に力を入れてる日本ペイントのシリコンセラUVをおすすめしています(職人談)
- 安くて実績がある塗料ということでシリコンセラUVを選びました
- 仕上がりの艶っぽさが気にいってます
- 塗装時に嫌な臭いがなかった
悪い評判
- シリコン樹脂としては中級レベルです
- 6年程度でチョーキング現象が起きた
- 塗膜が他の塗料と比較すると肉厚なので、仕上がりはボテッとした感じになります(職人談)
水性シリコンセラUVの価格相場
※3回塗りの合計単価
2,580円/m²~4,110円/m²
40坪住宅(160平米)の外壁に水性シリコンセラUVを使った場合の相場は50万円程度です。
同グレードの塗料の相場と比較すると、水性シリコンセラUVの価格は安い傾向にあります。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(微弾性フィラー) | 74,060円 |
中塗り(水性シリコンセラUV) | 84,640円 |
上塗り(水性シリコンセラUV) | 84,640円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 45,434円 |
合計 | 499,774円 |
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耐用年数は7年~8年程度
水性シリコンセラUVの耐用年数は公開されていませんが、おおむね7年~8年と言うのが一般的です。
樹脂グレードで分類すると、シリコン系塗料です。
他シリコン系塗料と比較すると、耐久性は少々劣ります。
特に日中に紫外線が良く当たる外壁面では劣化が顕著に出ます。
ただ、水性シリコンセラUVの下塗りで使われる水性浸透シーラー・水性シリコンエポサーフはカチオン系の材料になるので、サイディング系かジョリパッドなどのセメント系仕上げの下地であれば、ある程度の密着性は担保できます。
カチオン系とは、+(プラス)電荷を持った陽イオンという意味で、セメント系仕上げの下地の-(マイナス)電荷を持った陰イオンと引き合う効果が期待できる下塗り塗料です。
その他、防藻・防さび効果、シーリング材の粘着性移行を抑制するマイクロガード効果なども期待できます。
下塗りから上塗りまで水性塗料なので嫌な臭いがない
水性シリコンセラUVは、下塗りから上塗りまで全ての工程を水性塗料で仕上げるため、塗装時の嫌な臭い(シンナー臭)がありません。
犬や猫、インコなどを飼われているお宅や近隣に臭いで迷惑をかけたくないという方に重宝されています。
また、ホルムアルデヒド放散等級はF☆☆☆☆(フォースター)と環境にも優しい塗料です。
一般的に、油性塗料に比べて水性塗料は耐久性の面で劣っていると言われていますが、最近は臭いに対する配慮から水性塗料が使用されることが多くなっています。
色見本《標準色は28色》
つやの出方は、つや有り、3分、5分、7分つや有り、つや消しとあります。
ちなみに当サイトが行った外壁塗装人気色アンケートを見ると、ベージュ(ND-110)・ホワイト(ND-101)・グレー(ND-400)が人気の色となっています。
適用下地
- 窯業サイディングボード(セメント無機繊維板、硬質木片セメント板、炭酸マグネシウム板、スラグ石こう版)
- 在来工法(モルタル、コンクリート、PC、ALCなど)
※フッ素および無機コーティングした窯業サイディングボードへの使用は控えてください。
水性シリコンセラUV基本情報
つや | つや有り 7分つや有り 5分つや有り 3分つや有り つや消し |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | 水道水 |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ウールローラー/エアスプレー |
乾燥時間 | 工程内:2時間以上 最終養生:24時間以上 |
適用下地 | 窯業サイディングボード/コンクリート/モルタル |
注意事項 | 蓄熱されやすい建材(軽量モルタル、ALC、窯業サイディング、発泡ウレタン使用建材など)を使用した『高断熱型外壁』で、旧塗膜が弾性リシン、弾性スタッコ、アクリルトップなどの場合、塗り替え段階ですでに旧塗膜が膨れていることがあります。
そのまま塗装すると膨れがさらに拡大する可能性がありますので、完全に除去してください。 また『高断熱型外壁』 に塗装する場合は、蓄熱、水分、下地の状態、塗装環境など複数の条件が重なることで、建材の変形、塗膜の膨れ、はく離が生じることがあります。 |
水性シリコンセラUVは価格重視の方におすすめの塗料
40坪住宅(160平米)の外壁に水性シリコンセラUVを使った場合の相場は50万円程度です。
他シリコン系塗料と比較すると、耐久性は少々劣ります。
水性シリコンセラUVとよく比較される塗料として、同じく日本ペイントの『パーフェクトトップ』があります。
パーフェクトトップとの比較に関しては別ページでまとめましたので、そちらのページをご覧ください。
⇒ 水性シリコンセラUVとパーフェクトトップはどちらが優れた塗料か比較してみた
一番の特徴は価格の安さになりますが、日本ペイントならではの1年間の品質保証がついているのも心強いです。
一応サイディング用塗料になりますが、コンクリートやモルタルの外壁にも使えます。
ただ、耐用年数はそこそこになるので(次回目安7年~8年)、こまめな外壁塗装は必要です。
水性シリコンセラUVは、比較的日本での実績も多く、かつ日本ペイントの塗料ということで信頼性もある塗料です。
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