記事サマリー
クリーンマイルドフッソの評判
良い評判
- フッ素塗料の中ではリーズナブルで耐久性に優れた塗料です
- 塗装業者の間で評判が良いです
- 下地がサイディングでもコンクリートでも適用できるのでおすすめしやすい
- 塗料が柔らかいので、作業しやすい
- クリーンマイルドフッソで塗装したお宅に数年後に点検に伺っても、ヒビ割れをしているお宅を見たことがありません
悪い評判
- 塗装の際には若干ですがシンナー臭がします
- つや消しがないのが残念な点です
- 最高級ではないがそこそこ良い塗料と言う、中途半端な塗料
クリーンマイルドフッソ最新価格相場
※3回塗りの合計単価です。
※複層塗材の上塗りに用いる場合
1平米あたり4,200~4,800円
ちなみに40坪住宅の外壁にクリーンマイルドフッソを使った場合の相場は70万円程度です。
一般的な価格よりも高くはなりますが、その分耐久性に優れているのが特徴です。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(ソフトサーマ) | 71,000円 |
中塗り(クリーンマイルドフッソ) | 187,800円 |
上塗り(クリーンマイルドフッソ) | 187,800円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 65,760円 |
合計 | 723,360円 |
助成金確認ツール(無料)
耐用年数は15年~20年
クリーンマイルドフッソは樹脂グレードで分類するとフッ素系塗料になりエスケー化研による、促進耐候性試験(キセノランプ法)によると、クリーンマイルドフッソの耐用年数は15年~20年程度されています。
促進耐候性試験とは、促進耐候性試験とは、人工的に太陽光・温度・湿度・降雨などの屋内外の条件を作り出して、劣化具合を図る試験です。
キセノンアーク放射と言われる太陽光とよく似た光を一定時間照射した時の劣化具合を測る試験ですが、クリーンマイルドフッソに至っては、ヒビ割れがほとんどなく著しい変色も見られませんでした。
JIS(日本工業規格)では、複層塗材の耐候形品質を3段階に分けていますが、クリーンマイルドフッソは最上級の耐候形1種に相当するという結果が出ました。
クリーンマイルドフッソの耐候性の高さが伺えますね。
特徴
- どんな外壁とも相性が良い
- 汚れが付着しづらい
- 環境に優しい
通常の塗料は他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物含有量を多くした強溶剤と言われるものですが、クリーンマイルドフッソは有機化合物含有量を少なくし、塗料用シンナーの成分脂肪族炭化水素をターペンに切り替えているため弱溶剤塗料となっています。
そのため、旧塗膜の種類を問わず密着することができます。
具体的には、コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、、押出成形セメント板、サイディングボード、付帯部分では亜鉛めっき鋼、アルミニウム、ステンレスなどの金属にも適応できる仕様となっています。
また、フッ素塗料特有のセラミック塗膜のおかげで壁に汚れが付着しても雨水で流れます。
外壁の美化が長持ちするというわけです。
クリーンマイルドフッソは油性塗料ではありますが、塗装時のシンナー臭を極力抑えたホルムアルデヒド放散等級最高級のF☆☆☆☆(フォースター)塗料でもあるので、環境にも近隣にも優しいのも特徴です。
以上の様な特徴を持っているので、クリーンマイルドフッソはフッ素塗料の中では人気のある塗料です。
クリーンマイルドフッソはこんな人におすすめ
- 塗装後の外観をできるだけ長く綺麗に保ちたい人
- フッ素塗料での塗装を希望しているが、価格はそこそこに抑えたい人
- ピカピカの仕上げになるので塗装後のリフォーム感(光沢)を演出したい人
クリーンマイルドフッソの特徴でもあるセラミック塗膜のおかげで、他塗料と比べて外壁への汚れの付着度が全く違います。
そのため、長い間塗装後の綺麗な外壁を保つことができます。
特にモルタルやサイディング、ALCパネルなんかの外壁では仕上がりがピカピカとつや(光沢)がでるので、その効果を長い間保つことができます。
また、他のフッ素塗料と比べると価格が安いのも嬉しいですね。
つやが消せないのが難点
クリーンマイルドフッソはつや有り、7分つや、5分つや、3分つやと選べますがつやは消せません。
ピカピカした光沢のある仕上がりです。
塗装後のリフォーム感を演出したい人にはいいですが、仕上がりにつやを嫌う方にはあまりおすすめできません。
ただ、白系や水色系などの薄い色であればそれほどつやも目立たず、かつクリーンマイルドフッソの特徴でもある汚れが付きずらいので色が際立る表情を作ることができます。
施工例
ツートンの表情は変えずに、1階部分に茶系の色をあてています。
ちなみに外壁材は、1階部分は窯業系 サイディングボード、2階部分はスキンの建物です。
このような外壁材にも適応できるのがクリーンマイルドフッソの特徴の一つですね。
クリーンマイルドフッソはつやによる効果が狙えますので、明るい色をあてると外観が一気に栄えます。
外壁材はモルタルです。
茶系の外観から濃いブルー系の外観にイメージチェンジした施工例です。
濃い色をあてるとつやによる効果で重厚感が演出できます。
外壁材はサイディングです。
クリーンマイルドフッソ基本情報
つや | つや有り 7分つや有り 5分つや有り 3分つや有り |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | 水道水 |
希釈剤 | 塗料用シンナー |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ウールローラー/エアスプレー |
乾燥時間 | 吹付/ローラー/刷毛 |
適用下地 | コンクリート/セメントモルタル/ALCパネル/スレート板/GRC板/押出成形セメント板/各種サイディングボード/各種旧塗膜(活膜)/鉄部/亜鉛メッキ鋼/アルミニウム/ステンレスなどの金属 |
注意事項 | 上塗りにイエロー、レッド、ブルー、グリーン系など、彩度の高い色目を塗装する場合は、隠ぺい性を高めるため、隠ぺい性の良い共色であらかじめ塗装を行ってください。
艶調整品(艶有り以外の7分艶、5分艶、3分艶)は、被塗物の形状、膜厚や色目、塗回数、希釈率の差などにより、実際の艶と若干異なって見える場合があります。特に、刷毛・ローラー塗装時に塗継ぎ箇所などで艶むらを生じやすい傾向があります。 塗膜の膨れ、剥がれ、白化につながる場合がありますので、著しく結露が生じるような場所での使用は避けてください。 |
クリーンマイルドフッソはフッ素系塗料の中でも安くておすすめ
40坪住宅の外壁にクリーンマイルドフッソを使った場合の相場は70万円程度です。
耐候性は非常に高い塗料です。
クリーンマイルドフッソの評判をまとめると、塗装業者の間の評判も良くて施主からも人気のある塗料と言えそうです。
その反面、耐用年数に疑問を感じている業者もいるようで、中には10年程度で塗装の劣化を感じたという業者もありました。
外壁はその地域の環境によって劣化具合が変わってきますので、一概に何年持ちます!とは言いずらいですが、クリーンマイルドフッソの性質から他の塗料よりも耐候性に優れているのは確かなことなので、クリーンマイルドフッソで10年で劣化を感じた環境であれば、他の塗料だと7~8年で劣化していてもおかしくはないと言えそうです。
他のフッ素塗料と比べても安いですし、人気のある塗料なのでおすすめできる塗料だと思います。
#外壁塗装塗料 #クリーンマイルドフッソ #エスケー化研