記事サマリー
ファイン4Fセラミックの評判
良い評判
- フッ素塗料と言ったらファイン4Fセラミックと言うくらい代表的な塗料です
- 伸縮率が高く扱いやすいです
- さまざまな外壁に使用することができるので重宝しています
- トータルコストを考えるとファイン4Fセラミックが一番だと思います
- 施工後も綺麗な状態が長く続く塗料です
- 施工後のお客様満足度が極めて高いです
悪い評判
- 築年数が30年以上経過しているお宅にはおすすめしません
- 施工後のつやが消せませんので、ピカピカになります
- 油性塗料のため、匂い(シンナー)が発生します
- 初期費用は他の塗料と比べて高いです
ファイン4Fセラミック最新価格相場
※3回塗りの合計単価です。
1平米あたり3,800~4,300円
ちなみに40坪住宅の外壁にファイン4Fセラミックを使った場合の相場は80万円程度です。
一般的な価格よりも高くはなりますが、その分耐久性に優れているのが特徴です。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(パーフェクトサーフ) | 110,000円 |
中塗り(ファイン4Fセラミック) | 221,500円 |
上塗り(ファイン4Fセラミック) | 221,500円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 76,400円 |
合計 | 840,400円 |
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耐用年数は15年~20年
ファイン4Fセラミック(ターペン可溶2液超低汚染形4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料)の耐用年数は、紫外線照射(SWOM)による促進耐候性試験によると通常のフッ素塗料よりも高く15年~20年周期での塗り替えを推奨しています。(窯業建材住宅の場合は10年~12年推奨)
通常のフッ素塗料は、フッ素(F)、炭素(C)、塩素(C1)で構成されている3F構造になりますがこのうち塩素原子が塗料の劣化原因となっていました。
しかし、ファイン4Fセラミックはフッ素(F)、炭素(C)のみで構成されているため結合力が強く、不純物がないので通常のフッ素塗料よりも高耐性となっています。
特に紫外線には強い性質を持っていますので、日当たりの良い場所にある建物にはさらに有効に作用してくれます。
特徴
ファイン4Fセラミックの特徴をまとめると以下の5点です。
- 幅広い素材に対応できる
- 耐用年数が長いのでトータルコストが削減できる
- 外壁が汚れづらくなる
- 施工後にはつやが出る
- ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆なので環境に優しい
ファイン4Fセラミックは、弱溶剤系フッ素塗料になりますので下地を選ばずに塗装をすることができます。
具体的には、アルミや鉄、ステンレスなどの金属やコンクリート、硬質塩化ビニール、FRPなどにも対応が可能です。
フッ素塗料の特徴の一つに耐久性を実現するために低弾性(固い塗料)でした。
そのため、少しでも外壁にヒビ割れ(クラック)などが起きている外壁ではおすすめできませんでしたが、ファイン4Fセラミックはフッ素塗料にも関わらず高弾性塗料もありますので(高弾性ファイン4Fセラミック)、少々のヒビ割れ外壁にも対応できます。
あまりに柔らかい弾性塗料は反対に汚れやすくなりますので、ファイン4Fセラミックの弾性比率は理想的と言っていいでしょう。
また、外壁の汚れの原因であるチリやほこりが付着しにくい塗膜形成を実現しているので(水接触角25度)、施工後も綺麗な状態が長く続きます。
ファイン4Fセラミックは親水性が高いんですね。
ほとんどの汚れは雨水と一緒に落ちると言われています。
塗料のタイプは2液型の油性タイプになりますのでシンナーによる希釈になりますが、発がん性物質であるホルムアルデヒドの放散等級は最高級のF☆☆☆☆です。
塗装の際のシンナー臭はしますが、周囲への実害はほとんどないというのも特徴の一つでしょう。
ファイン4Fセラミックはこんな人におすすめ
- 綺麗な外壁をできるだけ長く維持したい
- 塗り替え周期を長くしたい
- 実績のある塗料を使いたい
- 施工後につやを出したい
- ALCボードやコンクリート外壁
- 塗り替え初年度
ファイン4Fセラミックは耐久性や施工後に汚れが付きづらいなど、塗料の品質としては最高級なので耐用年数の長いALCボード(約60年)やコンクリート外壁(100年)では、パフォーマンスを最大限に引き出してあげることができます。
反対に築20年経過したモルタル外壁では耐用年数も30年程度と言われているので、ファイン4Fセラミックの性能を持て余してしまうんですね。
雨、風が過酷な環境下以外の通常の都心部では15~20年周期の塗り替えで済みますので、是非とも初年度からファイン4Fセラミックでの塗装をおすすめします。
シリコン塗料で細目に塗装をしていくのもアリっちゃあアリですが、建物を長い目で見たときのトータルコストや手間などで考えるとフッ素塗料の最高級品であるファイン4Fセラミックでの塗装が一番コストパフォーマンスに優れています。
施工例
ブラン系の色から人気のグレー系の外壁にチェンジされた建物ですね。
またファイン4Fセラミック特有の光沢感も出ていますので、建物のイメージがガラッと変わっています。
外壁にファイン4Fセラミック、屋根にキルコ遮熱トップコートが使われています。
ファイン4Fセラミックらしく光沢のある外壁の仕上がりになっていますね。
屋根の勾配が急なので、屋根足場が組まれて屋根の塗装が行われています。
外壁、付帯部、屋根全てファイン4Fセラミック(色ナンバーはHana-206)で塗装された建物です。
ビフォー画像では全体的にくすんだ印象で古い感じが出ていますが、アフター画像では外壁や屋根のカビや藻も綺麗になってとてもすっきりした印象です。
ファイン4Fセラミック基本情報
つや | つや有り 7分つや有り 5分つや有り 3分つや有り |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | 塗料用シンナー |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ローラー/吹付け |
乾燥時間 | 3時間以上 |
適用下地 | セメント素地(コンクリート・モルタル)/金属(鉄面・ステンレス・アルミ)/硬質塩ビ/FRP |
注意事項 | 『3~7分つや有り仕上げ』の場合、上塗りの1回目に『つや有り』、2回目に『3~7分つや有り』をご使用ください。
蓄熱されやすい建材(軽量モルタル、LC、窯業サイディング、発泡ウレタン使用建材など)を使用した『高断熱型外壁』で、旧塗膜が弾性リシン、弾性スタッコ、アクリルトップなどの場合、塗り替え段階ですでに旧塗膜が膨れていることがあります。そのまま塗装すると膨れがさらに拡大する可能性がありますので、完全に除去してください。 また『高断熱型外壁』に塗装する場合は、蓄熱、水分、下地の状態、塗装環境など複数の条件が重なることで、建材の変形、塗膜の膨れ、はく離が生じることがあります |
ファイン4Fセラミックは最高級の塗料
40坪住宅の外壁にファイン4Fセラミックを使った場合の相場は80万円程度です。
フッ素系塗料のため最高に耐候性のある塗料です。
ファイン4Fセラミックは、日本ペイントが製造・販売しているターペン可溶2液超低汚染形4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料です。
日本ペイントは建築仕上塗材の国内シェアでNO.2のメーカーです。(2017年度)
ファイン4Fセラミックは他の塗料と比較すると価格が高いので迷う方が多いのも事実ですが、塗装後の満足度はやはり高い塗料ですね。
また、ファイン4Fセラミックにはメーカー保証も付与されます。
メーカー保証については『【メーカー保証】日本ペイント/関西ペイントエスケー化研まとめ』をご覧ください。
また、その綺麗な外壁が長続きするというのも嬉しいです。
実績もありますし、塗装初年度の建物、ALCボードやコンクリート外壁の建物にはおすすめです。
#外壁塗装塗料 #ファイン4Fセラミック #日本ペイント