記事サマリー
シリコンテックス塗料の評判
良い評判
- ひび割れが気になっていたのでシリコンテックスにしました、不具合などなく満足してます
- 塗装時の嫌な臭いがなかった
- 安かったので選びました
- コストパフォーマンス重視のお客様に提案しちます(職人談)
- 日本塗料工業会登録商品ということで安心して使うことができました
- 色んな意味で『それなり』でいいならシリコンテックスで十分
悪い評判
- ひび割れには単層弾性塗料で対応するより、微弾性フィラーで対応するのが今の主流(職人談)
- 良い意味で実績のある塗料、悪い意味で古い塗料
シリコンテックス塗料の価格相場
※3回塗りの合計単価
2,750円
40坪住宅の外壁(160㎡)にシリコンテックスを使った場合の相場は65万円程度になります。
同グレードの塗料と比較すると安いです。
内容 | 金額 |
仮設足場 | 154,000円 |
高圧洗浄 | 27,000円 |
下塗り(エコカチオンシーラー) | 71,000円 |
中塗り(シリコンテックス) | 151,500円 |
上塗り(シリコンテックス) | 151,500円 |
養生・諸経費 | 30,000円 |
消費税 | 58,500円 |
合計 | 643,500円 |
助成金もわかる相場算定ツール
耐用年数は8年~10年程度
シリコンテックスの次回塗替え目安(耐用年数)は、製造する関西ペイントから8年~10年と公表されています。
樹脂グレードで分類するとアクリルシリコン系塗料になります。
また、関西ペイントが行った耐候性A法の結果では、グレースケール3号以上まで照射しても塗膜への不具合が生じてないことが発表されています。
グレースケールとは、斜め45度台にD65光下照射することによる色の変化テストです。
1級、1-5級、2級、2-5級、3級、3-5級、4級、4-5級、5級と結果が分れていて、級数が小さいほど変化が大きかったことを表しています。
単層弾性塗料でひび割れ(クラック)に追従してくれる
塗料の伸縮率は120%(気温20度時)になります。
また、既にある程度傷んでしまっている外壁の修復という意味でも、シリコンテックスのような弾性塗料は役に立ちます。
ただその反面、作業性は良くないので(ドロドロしているので塗装しづらい)職人からしたら少々面倒な塗料でもあり、一部怠惰な業者は塗装しやすいように塗料を水で薄めて使用しているところもあります。
本来の希釈以上に薄めてしまえば、塗料の持つ性能を100%発揮することはできなくなり不具合(剥がれ、浮き、ひび割れ)も発生する可能性が高くなります。
外壁塗装はトラブルが多い業界ですが、シリコンテックスの様な弾性塗料では特に、業者選定にも注意する必要があります。
標準色は35色(色見本帳)
※ブラウザによって色の見え方が変わりますので、参考までにご覧ください。
シリコンテックスの標準色は35色と多く用意されています。
ちなみに当サイトが行った外壁塗装人気色アンケートによると、人気の色はベージュ・ホワイト・グレーがTOP3という結果になりました。
シリコンテックス塗料基本情報
つや | つや有り |
---|---|
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ |
希釈剤 | 水道水 |
塗装方法 | 刷毛(はけ)/ローラー |
乾燥時間 | 4時間以上7日以内 |
適用下地 | 刷毛(はけ)/ローラー/パターンローラー/吹付け |
注意事項 | 旧塗膜がスタッコのような場合は、各工程の塗料を充分に塗り込んでください。
旧塗膜が弾性スタッコの場合にはふくれが発生するおそれがあるため、塗装をさけてください。 |
シリコンテックスはコストパフォーマンス重視の方におすすめの塗料
40坪住宅の外壁(160㎡)にシリコンテックスを使った場合の相場は65万円程度になります。
関西ペイントが行った耐候性A法の結果では、グレースケール3号以上まで照射しても塗膜への不具合が生じてないことが発表されています。
シリコンテックスは、日本でも実績のある塗料で取り扱い業者も多く、価格の比較もしやすい塗料です。
また、価格も同グレードの塗料(シリコン系塗料)と比較しても安いので、コストパフォーマンス重視の方にはおすすめの塗料です。
ただ機能的には最近の弾性塗料に劣っているのは否めません。
価格を重視するのか、機能を重視するのかよく考えてシリコンテックスの導入を検討するようにしましょう。