外壁塗装は定期点検で決まる！点検内容を徹底紹介

外壁塗装の定期点検とは、業者が施工完了後の建物に足を運び、外壁や付帯部（ベランダ、雨樋・破風・雨戸など）の劣化状態を目視にて確認することです。

定期点検を行う事で、早期に劣化状態を把握することができ、後の大きなトラブル（雨漏り・シロアリなど）を回避することができます。

定期点検の頻度や内容は業者によって変わります。

手厚い業者では、毎年定期点検を行ってくれるところもあります。

定期点検自体は無料としている業者が大半ですが、実際に劣化が見つかった場合の補修は有料となります。

ただし、業者によっては決められた期間内であれば施工補償によって無償で補修まで行ってくれる業者もあります。

『外壁塗装』というと、価格や塗料などが注目されますが、定期点検も外壁塗装にとってとても大切です。

このページでは、外壁塗装における定期点検項目の紹介と重要性をまとめたページになります。

外壁塗装の定期点検内容

対象箇所・部位	定期点検チェック項目
外壁①	外壁材の亀裂・剥がれ・浮き・シーリングの亀裂
外壁②	塗装の変色・剥がれ・チョーキング（白亜化）の有無
屋根・板金	屋根材の剥がれ・浮き・変形・ずれ
雨樋	変形・ずれ・受け金具の固定
建具	玄関・勝手口ドアの丁番・ドアノブ・施錠
サッシ（雨戸）	変形・作動・取り付け・施錠
外部①	土間・ポーチ等タイル・コンクリート・モルタル部分の亀裂・剥離・排水
外部②	バルコニー排水の防水・漏水・フェンス・テラス・カーポート・デッキ等の取付・変色・変形

外壁塗装の定期点検の内容は業者によって変わりますが、代表的な定期点検項目は上記の表の項目です。

基本的に、ハガキなどで次回定期点検のお知らせ届きます。

業者は上記の点検項目を数年ごとに訪問して目視にて確認し、現在の劣化状態を顧客に伝えます。

最近では、二階部や屋根などはドローンを使って点検してくれる業者もあります。

ドローンによる点検は、足場やはしごを必要としないので目視よりも時間がかからずに細部まで確認できるメリットがあります。

ただし、目視ほど正確には確認できない点や雨天や風が強い時に使えないなどのデメリットもあります。

定期点検を怠る事で想定されるリスク

定期点検を怠ると雨漏り・シロアリの発生・外壁や屋根の張替（カバー工法）の必要などのリスクが生じます。

雨漏りの原因は外壁のひび割れ、コーキングの劣化、ベランダや雨樋に落ち葉などのゴミが貯まることによる雨水の不正処理など様々あります。

これら雨漏りの原因を定期点検によって早期に発見することで、雨漏りにいたる前に処理することができます。

ちなみに雨漏りまで劣化が発展してしまうと、次にシロアリが発生しやすい環境を作ることにつながったり、カビの発生、基礎の腐食などの被害まで考えられます。

最悪の場合、外壁塗装ではリフォームしきれずに高い費用を支払って外壁の張替工事が必要になります。

業者からの定期点検のお知らせには必ず返答して、定期点検を行ってください。

定期点検とアフターサービスの違い

定期点検と混同されることの多いのがアフターサービスです。

アフターサービスとは、定期点検を含む業者の対応です。

アフターサービスの内容としては、定期点検・保証・万が一の時の対応スピード・問い合わせ窓口の対応（営業時間や土日祝の対応など）があります。

地域密着で営業している塗装店では、定期点検には優れている特徴があります。

全国展開している大手塗装店では、アフターサービスに優れている特徴があります。

ただし、定期点検の質と言った意味では必ずしも大手が優れているわけではなく、地元の中小企業のほうが優れている事もあります。

注意が必要なのは、定期点検の内容をぼかしてアフターサービスで毎年訪問とうたっている業者もありますが、工事の知識のない営業マンが訪問するだけで特に点検らしい点検をしないといった業者（特に訪問販売業者）も珍しくありません。

契約前に定期点検では、頻度と点検項目の確認は必ず行うようにしてください。

多少高くても定期点検の優れた業者を選びましょう

外壁塗装にとって定期点検は大切な項目です。

定期点検の有無・質・頻度はよく確認してから契約するようにしてください。

なお、外壁塗装の価格は定期点検の費用が含まれている価格です。

毎年、隅々まで点検してくれるのか、5年おきに一回の点検なのか、定期点検の内容は業者によって変わります。

おすすめは多少価格が高くても2～3年おきに定期点検を行ってくれる業者です。

外壁塗装後も建物の状況をよく把握してくれる業者は万が一何かあっても心強いです。