
外壁塗装をする上で、施工後の汚れを気にして汚れの目立たない色を好まれる方も結構いらっしゃいます。
そこで汚れの目立たない色を5色と、反対に汚れの目立つ色を5色をご紹介します。
汚れの原因や汚れを気にする方におすすめの塗料も掲載していますので、参考にしていただければと思います。
助成金もわかる相場算定ツール
ページ内目次
汚れが目立たない色
グレー

万能的に汚れが目立たない色はグレーになります。
煤煙(ばいえん:排気ガスなどの汚れ)や黄砂が懸念される環境でもグレーは汚れが目立ちにくい傾向にあります。
ただ、ダークグレーだとコーキングなどの補修跡が目立ちやすいので、薄いグレーがおすすめです。
アイボリー(象牙色)

アイボリーは象牙色とも呼ばれも、グレー同様に煤煙や黄砂汚れが目立たない色になります。
ベージュと似た色になりますが、アイボリーは白に近い色でベージュは黄色に近い色になります。
畑の黒土が舞い上がる所などに相性が良い色とされています。
アイボリーは和風住宅・和モダン住宅にもおすすめの色です。
ベージュ

ベージュは毎年外壁塗装の人気の色となっていますが、汚れが目立たないという点も人気の理由となっています。
汚れが目立たないだけでなく、ツートンカラーとしても相性の良い色(ブラック、グリーン、ブラウンなど)が多いのも特徴です。
ベージュもグレー、アイボリー同様に煤煙、黄砂汚れが目立たない色になります。
ブラウン

ブラウンも汚れが目立たない色ではありますがグレー、アイボリー、ベージュとは異なる特徴があります。
ブラウンは赤土の汚れが目立たない色で、赤土が舞い上がる所(潮風が懸念される環境)で重宝される色になります。
仕上がりイメージとしては、どっしりとした印象の建物となります。
また、ブラウンを多彩色で仕上げるとレンガ調の風合いが出てとてもおしゃれになります。
⇒ 外壁塗装ブラウン(茶色)のメリット・デメリット!おしゃれなブラウンはこれ
グリーン(苔色)

グリーンは藻やコケ汚れが目立たない色になります。
特に湿気の多い環境にある建物であればおすすめの色です。
ただ、原色に近いグリーンは色あせもあるので、薄いグリーンがおすすめです。
汚れが目立つ色
ホワイト

ホワイトは仕上がりがカッコいいので憧れる色になりますが、汚れは目立つ色になります。
外壁塗装にホワイトを選ぶ際は真白ではなく、少しグレーがかかったオフホワイトをおすすめします。
また外壁のポイントとしてホワイトを使うのもおすすめです。
ブラック

ブラックは一見、汚れが目立たない色だと勘違いしてしまいますが、実は汚れが目立つ色になります。
特に黄砂やカビなどの汚れが目立ってしまう傾向にあります。
ちなみにブラック外壁は熱を吸収するので夏暑いのでは?という不安を抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の外壁は断熱材入りで、色に依る熱吸収は気にする必要はありません。
ブラックだから他の色よりも室内が暑くなるということはありません。
赤

赤は粉塵や黄砂などの汚れが目立つ色になります。
また、紫外線などの影響で色あせも懸念されます。
近隣建物との相性が悪いケースも多く、周囲から浮いてしまうこともあります。
外壁塗装に赤を検討している方は、原色に近い赤ではなく朱色や真紅(しんく:深みのある紅色)がおすすめです。
青

青も赤同様に粉塵や黄砂などの汚れが目立つ色で紫外線などの影響で色あせが懸念される色になります。
赤や青が色あせを起こす理由の一つに、赤や青の色を作る際に使われる化学染料があります。
この化学染料が紫外線や酸性雨などの影響で塗膜の劣化原因であるラジカルが発生するため、色あせが起きやすくなっています。
⇒ ブルー(青色)の外壁塗装は色あせが激しいから気を付けて!
外壁汚れの主な原因
外壁汚れの主な原因として考えられるのは、雨垂れ、コケ、カビ、藻、排気ガス、砂や土ほこり、鳥のフンになります。
雨垂れは築年数が20年以上のお宅によく見られる劣化症状になるのでグレー、グリーンがおすすめです。
コケ、カビ、藻、排気ガスは、交通量の多い都心部にある建物環境によく見られる劣化症状で、グリーンがおすすめです。
砂や土ほこり、鳥のフンなどが懸念される環境であればアイボリー、ベージュ、ブラウンがおすすめの色となります。
このように、外壁塗装後の汚れを気にする方は、建物環境でどの汚れが懸念されるかを理解した上で色を選ぶとより汚れが目立たない外壁塗装をすることができます。
汚れを気にする方におすすめはフッ素系塗料
汚れが目立たない色を選ぶことも大切ですが、外壁塗装後の綺麗な外壁をできるだけ長く保持したいと思う方もいらっしゃることでしょう。
そのような方には、フッ素系塗料がおすすめです。
フッ素系塗料とは、顔料(定着剤、着色剤など)とフッ素樹脂が配合された塗料のことで、外壁塗装では最高級グレードの塗料と言われています。
フッ素塗料には、カビの発生を抑制させる防カビ性、防藻性の作用も期待でき湿気や結露の抑制効果も期待できます。
また、フッ素系塗料は親水性(水に溶けやすいこと)も高いので、外壁に付着した汚れが雨によって洗い流されることも期待できます。(セルフクリーニング効果)
外壁の汚れを気にされる方にフッ素系塗料をおすすめします。
弾性塗料は汚れが付きやすいので注意しましょう
外壁の汚れを気にする方は弾性塗料を控えることをおすすめします。
弾性塗料とは、塗料の中に伸縮性効果が期待できる硬化剤が配合されている塗料になります。
クラック(ひび割れ)に塗膜が追従してくれるのでリスクを軽減してくれる働きがありますが、柔らかい塗膜なためほこりやチリが付着しやすく汚れやすい塗料になります。
ただ最近では弾性塗料でも低汚染型の塗料も発売されているので、クラックと汚れに対応したい方は低汚染型の弾性塗料を検討するようにしましょう。
汚れが目立たない色を使って綺麗な外壁を保持しましょう
特にグレー・ベージュは毎年人気の色です。
汚れが気になる方はフッ素系塗料を使うなどすると対策になります。
汚れが目立たない色、目立つ色をご紹介しましたが、大切なのは建物環境に合わせた色を選ぶことになります。
畑の黒土が舞い上がる所はグレー・アイボリー・ベージュ、赤土の埃が舞い上がる所はブラウン系、湿気が懸念される所はグリーンを意識して色を選ぶことをおすすめします。
くわえて塗料も汚れに強いフッ素系塗料を選ぶなどすると、より汚れが目立たない外壁塗装が実施できます。
是非とも建物環境に合わせた色と塗料を選んで、綺麗な外壁を実現してください。

当サイトでは、外壁塗装の相場算定ツール『ヌリカエ』をおすすめしています。
ヌリカエは選択式の質問に答えるだけで、自宅相場を算定してくれます。
地域の助成金の確認や自宅に適した塗料も一発で算定してくれます。
無料ツールなので、気軽に使ってみてください。
- 外壁塗装のビフォーアフター画像集
- 外壁塗装ブラウン(茶色)のメリット・デメリット!おしゃれなブラウンはこれ
- 外壁塗装でおしゃれなレンガ色にするためのポイント
- おしゃれな外壁塗装カラー(戸建て)画像84事例
- 外壁塗装で風水と相性の良い色と方角(幸せになる屋根色は何色?)
- 南欧風に外壁塗装する為の6つのポイントまとめ
- 【画像あり】ピンク系の外壁塗装をする時の注意点まとめ
- 外壁塗装とベランダのおすすめの色の組み合わせ例
- 外壁塗装におすすめのオレンジはコレ【施工例アリ】
- 外壁塗装のおすすめツートンカラー(2色塗り・バイカラー)組み合わせ例
- 軒天塗装に迷ったらこの色!おすすめの色ベスト5
- 【外壁塗装】無料で使えるおすすめカラーシミュレーションサイト・アプリ比較14選