空き家とは、1年以上誰も住んでいない(使われていない)状態の建物です。
高齢者が老人ホームや子供の家で生活することで、それまで住んでいた家が空き家となるケースが増えていますが、少子高齢化により社会問題となっています。
空き家のまま放置していれば建物はどんどん劣化していきますし、無駄に固定資産税や都市計画税もかかってきます。
このページでは空き家のリフォームとして一番効果的だとされている外壁塗装によって建物価値を上げる方法、空き家への外壁塗装の必要性、空き家リフォームに関する助成金を掲載しています。
空き家リフォームの参考にご覧いただければと思います。
助成金もわかる相場算定ツール
記事サマリー
一番手っ取り早く空き家の建物価値が上がるのが外壁塗装
- 増築・間取りの変更:2.2%
- 台所の改修工事:11.4%
- トイレの改修工事:9.2%
- 浴室の改修工事:9.2%
- 洗面所の改修工事:5.9%
- 冷暖房設備の改善・設置工事:4.5%
- 防音・遮音工事:1.6%
- 天井・壁・床等の内装の改修工事:20.6%
- 屋根・外壁等の改修工事:9.4%
- 壁・柱・基礎などの補強工事:2.4%
- 窓・壁等の断熱・結露防止工事:1.0%
- 高齢者等のための設備の工事:0.8%
- その他:4.9%
- 行っていない:65.1%
- 無回答:0.6%
劣化している空き家はリフォームする箇所が数カ所あるかと思いますが、その中でも外壁塗装は最も手っ取り早く資産価値が上がるリフォームだと言われています。
外壁塗装でのリフォームは見た目だけでなく、外壁の保護や雨漏り対策などにも繋がるリフォームです。
建物は一度雨漏りが発生すると、その後基礎の腐食、シロアリなどの原因にも繋がっていきますので、放っておくと建物が使い物にならない状態になってしまいます。
そうなると当然ですが、建物としての資産価値は落ちるので、空き家を賃貸・売却する時には苦労する事です。
このような理由で空き家にも外壁塗装が必要なわけですが、空き家を外壁塗装する相場は通常の建物よりも高くなる傾向にあります。
空き家は何も手入れをせずに放置するとどんどん劣化していきますから、外壁塗装に付随する工事(ひび割れ補修、ケレン作業(サビ取り)など)が必要になるので、劣化が進んでいる空き家の外壁塗装の費用は相場よりも高くなります。
ただ、空き家の外壁塗装の相場が高いからと言って自分で外壁塗装することを考える人もいるかもしれませんが、DIYでの外壁塗装はおすすめしません。
外壁塗装は、塗装前の準備(高圧洗浄・ケレン作業・養生など)で仕上がりが大きく変わってくる大変スキルの必要なリフォームです。
見た目だけ繕って塗装しても、下地が調整されていない外壁では塗膜がすぐに剥がれてきます。
空き家内側の壁紙や軒天の補修などはDIYで行えても外壁塗装はプロにお願いすることをおすすめします。
ちなみに外壁塗装中は空き家のように建物に人がいなくても工事を行ってもらえます。
施工中の進捗は写真を逐一もらうなどして確認するようにしてください。
空き家を放置すると自治体から行政代執行が入る
空き家は放置するとどんどん劣化していくわけですが、放置し続けると特定空家に分類されてしまいます。
特定空家とは、空き家対策特別措置法によるとそのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空家と定義されています。
具体的には、いつ倒壊してもおかしくないようなヒビだらけの建物や汚物や異臭などで衛生上有害な建物、建物全体がコケだらけと言った空き家が特定空家です。
自治体からの調査後に特定空家に認定されると、行政から指導が入り強制的にリフォームや掃除の命令があります。
この命令に背くと最大50万円以下の罰金が科せられたり、行政代執行で行政が空き家の改修を強制的に行い、費用は空き家所有者に請求されます。
もしも解体となった場合は数百万円の費用を請求されることにもなります。
また、特定空家に認定されてしまうと住宅用地の特例措置の特例が受けられなくなってしまうので固定資産税が上がってしまいます。
固定資産税額は更地状態と同等になるので最大6倍となる可能性があります。
このような理由から空き家であっても適切に管理する必要があります。
空き家を外壁塗装すると助成金がもらえる自治体がある
空き家を外壁塗装することで助成金の支給を受けられる自治体があります。
要件は自治体によってさまざまありますが、空き家バンクに登録されていることであったり、空き家期間が1年以上の建物であったりとあります。
自治体の要件を満たして外壁塗装することで30万円程度の助成金の支給を受けられます。
空き家についての助成金の有無は建物がある自治体で確認するようにしてください。
外壁塗装が面倒であればリフォームせずに売却する方法もある
空き家を相続などの関係で早々に手放したいと言った要望を持たれている方は、リフォームせずに売却してしまうのも一つの方法です。
劣化が進んでいる空き家は売却もしづらい傾向にありますが、そのような空き家は株式会社Alba Link(アルバリンク)が運営する『訳あり物件買取プロ』で手っ取り早く売却してしまうのがおすすめです。
訳あり物件買取プロでは、独自の販路と再生ノウハウがあるため、通常業者では相手にされないような空き家も買取をしてくれます。
株式会社Alba Linkは仲介業者ではないので仲介手数料もかからず、最短で買取成立後から3日で空き家を現金で買い取ってくれます。
出張査定も無料で対応してくれるので、手っ取り早く空き家を売却したいという方は使ってみることをおすすめします。
外壁塗装で空き家を蘇らせよう
特定空家となってしまうと自治体から行政代執行で改修を強制的に行う必要性がでてきます。
自治体によっては数十万円の助成金がある所もあります。
- 空き家への外壁塗装は相場よりも高くなりがち
- 空き家を放っておく特定空家に認定される
- 空き家の外壁塗装は助成金の支給が受けられる自治体がある
- 早急に売却するなら『訳あり物件買取プロ』を利用する
つい放置されてしまう空き家ですが、効果的にリフォームすることで収益不動産として生まれ変わります。
放置し続けることで、特定空家に認定される可能性もあるため、一刻も早く手を打つようにしましょう。
劣化している空き家を高値で賃貸、もしくは売却するために外壁塗装は欠かせません。
なお、外壁塗装以外にホームインスペクション(住宅診断)を実施しておくことで買主からの評価が高まります。
2018年4月の宅地建物取引業が改正されたことで、中古住宅売買の際に、仲介業者は購入者に対してホームインスペクションの説明が義務づけられました。
効果的に外壁塗装して空き家を蘇らせましょう。
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