庇とは

庇(ひさし)とは、外壁に直接設置される小型の屋根のことを言います

庇と混同されがなのが『軒(のき)』ですが軒は屋根から突き出している屋根で、庇は外壁に設置されています。

昔ながらの日本家屋には、窓や玄関などの開口部の上に必ずといっていいほど『軒の出』や『庇』がありましたよね。

現在の住宅では、シンプルなデザイナーズハウスやキューブ(箱型)ハウスが人気ということもあって、窓の上にある霧除け(開口部の上部に付ける小さな屋根上の雨よけ庇)はほとんどみかけなくなりました。

庇の効果としては以下の3つがあります。

  • 雨・雪よけ
  • 日よけ
  • 外壁の汚れ防止

設置自体もそれほど大規模なものではありませんが、庇の効果が大きいことからほとんどの建物で庇を採用しています。

ただ、建物の設備である以上リフォームは必要になります。

庇のリフォーム方法を詳しくご紹介します。

  これから情報収集される方の為に、別ページで外壁塗装の基礎知識をまとめましたのでご覧ください。

⇒ 外壁塗装の基礎知識まとめ

庇のリフォーム方法

庇のリフォーム方法は大きく3つあります。

庇の状態を見てリフォームの方法を決めることをおすすめします。

塗装


庇の劣化具合が大したことがなく経年劣化による色あせや汚れがある状態であれば塗装によるリフォームをおすすめします。

庇は建物のてっぺんではなく側面に設置されるので外壁の影などの影響で屋根に比べて劣化具合は緩やかです。

庇の塗装だからと言って通常の塗装と同じで原則は適切な乾燥時間を守った3回塗り(下塗り、中塗り、上塗り)になります。

その為、庇だけの塗装でも足場や飛散防止ネット(ひさんぼうしねっと)は必要になるので、割高になる可能性があります。

経年劣化状態である庇の塗装については、外壁や屋根塗装と一緒に行うと業者との打ち合わせにかかる手間や足場、飛散防止ネットも併用できることからトータルで見ると割安になります。

ちなみに庇の塗装にはエスケー化研が製造・販売しているノキフレッシュがおすすめです。

ノキフレッシュに関しては別ページで詳しくまとめましたので、そちらのページをご覧ください。

補修


屋根材が反り返ってしまっている状態や庇の軒天が雨水などによって腐ってしまっている状態であれば、庇の補修によるリフォームが必要になります。

補修では、屋根材や防水シートを新しくしたり、軒天の張り替えではプリント板などを使って工事が行われます。

また、モルタルやコンクリート外壁の場合、庇が取り付けられている外壁とのつなぎ目にはひび割れ(クラック)が起きやすいという特徴もありますので、ひび割れが起きている状態であればコーキングによるクラック補修も行う必要があります。

状態や規模にもよりますが、補修による庇のリフォームの工期は1~2日で済みます。

交換


何十年も手入れをしていなくて庇の外壁との取り付け部がグラグラの状態であれば交換によるリフォームとなります。

また一度庇を設置してみたはいいけど、庇の長さや角度がちょうどよくないという場合にも庇の交換となるケースがあります。

交換によるリフォームは費用が高くなる傾向にあります。

工期自体は1~2日で完了します。

また、取り付けの際には職人が数人で行うので話し声や電動工具などの騒音も発生します。

庇の種類一覧表

庇の種類は大きく5種類あり、交換によるリフォームの際には用途や予算に応じて選ぶことができます。

それぞれの特徴を画像と一緒に一覧化しましたので参考にどうぞ。

種類 見た目 交換費用 塗装の必要性 耐久性
アルミ庇 アルミ庇
株式会社ツヅキ
15,000円~ あり
ポリカ庇 ポリカ庇
YKK ap
60,000円~ なし
木製庇 木製庇
株式会社ユニエース
50,000円~ あり
ガルバリウム鋼板庇 ガルバリウム鋼板庇
YKK ap
10,000円~ あり
ガラス庇 ガラス庇
アルフィン
180,000円~ なし

庇を新たに設置する際は建蔽率にも確認

庇と建蔽率の関係図
庇を交換、または新たに設置する際には建蔽率(けんぺいりつ)の確認も行う必要があります。

建蔽率とは、敷地に対する建築物の水平投影面積の割合になります

建蔽率を求める計算式もご紹介します。

建ぺい率=建築面積÷土地面積×100

建蔽率オーバーの建物は、法律上では違反建築物となり監督官庁(市町村長、都道府県知事)から是正命令を受けることになります。

庇の場合には、玄関などに柱付きの庇を設置する際は建築面積にプラスされることになります。

また柱がなくても建物から1m以上突き出た部分に関しては建築面積としてプラスされます。

庇のように後付けで建物に設置される設備に関しては特に注意が必要です。

また、業者から大丈夫だと言われて設置したはいいけど、その後建蔽率のオーバーでトラブルへと発展するケースもあります。

建蔽率オーバーで通報されました。 新築で家を建てました。
建蔽率60%で建て、後日2次工事で車庫(サイドの壁、シャッター、屋根)を作りました。

コレは業者さんに、「最初からは審査が通らないから、審査後になら作れます。」と言われた為に2次工事で行いました。

私たちは素人です。
業者が「後からならやれる」と言えば、やれるんだと思いました。

ところが、近所からのクレームにより役所の方が来て、違法だからなんとかしなさい、と言ってきました。
業者に伝え、「やれる」と言っていた以上一任したんですが、どうも話が進まないらしく、その間にも毎日のようにクレームの
電話が来ているらしい役所の方が度々怒りにきます。
建蔽率オーバーで通報されました。-Yahoo!知恵袋

庇のリフォームも地元で実績のある業者で相談することが大切です。

なお、調べたい土地の建蔽率は市区町村役場の都市計画課で聞くことができます。

庇のリフォームを怠ることで起こるトラブル


庇のリフォームを怠ると、雨漏り、シロアリの発生などのトラブルへと発展していきます。

また、庇と外壁のつなぎ目にできたクラックからの雨水が建物内部へ侵入するケースもあります。

台風などの強風時には庇が吹き飛ばされて、近隣宅に被害が及ぶケースも発生します。

外壁や屋根などと一緒に庇も定期的な点検することが大切になります。

庇のリフォームはこまめに行いましょう

住居にとって便利な庇ですが、手入れを怠ると思わぬトラブルへと発展する可能性もあります。

なお、台風などの災害によって建物に被害が出た時には火災保険によって建物の修繕が可能です。

⇒ 火災保険を使って外壁塗装をお得にする方法(※最大半額の声アリ)

リフォームの方法にもよりますが、価格的にはそれほど大きくないものもありますし、手入れを怠ることで交換や近隣に迷惑をかけて高くつくことにもなりかねません。

今回紹介した3つのリフォーム方法(塗装、補修、交換)も検討しつつ、実績のある業者へ相談するようにしましょう。

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