コーキングの種類

コーキングの種類
コーキング(Caulking)とは、サイディングボードのつなぎ目や窓枠などで使用されている、ゴム状のパッキンです

人によっては『シーリング(Sealing)』『シール』などとも呼ばれています。

種類としては、大きく定形シーリング材(形状がきまっている)と不定形シーリング材(乾燥するとゴム状に変化)があり、外壁や窓枠、キッチン、浴室などで使用されているのは不定形シーリング材になります

そして、不定形シーリング材の材質から以下の4種類に分類され、それぞれ使用する場所によって変えます。

種類 外壁 窓枠 木材 水周り
シリコン系 × ×
変成シリコン系
ウレタン系 × × ×
アクリル系 × × ×
  これから情報収集される方の為に、別ページで外壁塗装の基礎知識をまとめましたのでご覧ください。

⇒ 外壁塗装の基礎知識まとめ

1液タイプと2液タイプの違い


さらに原料と硬化剤が一緒になっている1液タイプと別々になっている2液タイプに分類されます。

2液タイプでは、コーキング専用の撹拌機(かくはんき)でしっかりと15分程度混ぜます。

色を付けたい場合には、この撹拌時に調色材を入れて色を付けていきます。

1液タイプは、自然硬化するタイプで施工面積が比較狭い部位で使用されることが多いです。

ホームセンターなどでも売られているのでDIYとして用いるのは1液タイプになります。

2液タイプは一気にたくさんの量のコーキングを作ることができるので、広い面積を施工する際には用いられることが多いです。

現在、外壁部に使用されるコーキング剤は2液タイプの変成シリコン系が主流になっています

『変成シリコン系』をとは、ウレタン樹脂が原料になってはいますがウレタン系シーリングよりもさらに耐候性に優れたコーキング材になります。

コーキングの役割

コーキングの役割はサイディングや窓枠を接着しているという以上の役割があります。

主なコーキングの役割をご紹介します。

衝撃を吸収する役割

コーキングをサイディングや窓枠に使用することで、各部材の伸び縮みに対応し地震や台風などにはその衝撃を緩衝(かんしょう)する役割を担ってくれています。

緩衝とは、二つのものの間に立って、不和・衝突をやわらげることです。

サイディングではコーキングのおかげで割れや欠けを防止してくれているわけです。

ちなみにサイディングを外壁に設置する時に、あえて隙間(目地)を作っているのは、コーキング材を施すためです。

仕方なくコーキングで接着しているわけではなく、あえて緩衝の効果を狙って目地を作っています。

防水性を高める役割

コーキングはサイディングや窓枠のつなぎ目に使用されますが、その隙間から雨水や結露が建物内部へ侵入しないように防水性の役割もあります。

特に変成シリコン系は、耐久性・耐候性・耐熱性に非常に強いという性質があります。

例えばお風呂などでよく使われているシリコン系コーキングが何年もボロボロにならずにいるのが、コーキングの耐候性を示す良い例です。

クラック補修の役割


外壁に地震などで強い振動が加わってヒビ(クラック)が入ってしまった時などの補修にも、コーキングは使用されます。

ヘアクラックや乾燥クラックなどの細いクラックには、そのままコーキングを流し込みヘラで平にして補修していきます。

構造クラックなどのヒビの幅が広い(幅0.3mm以上、深さ4mm以上)の場合には、一旦サンダーで大きめのV字型の溝を作ってそこにコーキングを流し込んで補修していきます。

このように、不定形シーリング材はクラックの補修用としても活用されています。

劣化症状

コーキングの種類によって耐久性は変わりますが、補修の目安として10年程度とされています。

コーキングが劣化すると以下のような症状が発生します。

  • ひび割れ
  • 破断
  • 肉やせ

コーキングには、衝撃を吸収する緩衝効果、防水効果、気密性の向上などの役割がありますが、当然劣化すればこれらの役割は機能することができません。

コーキングが劣化してよく起こるトラブルが雨漏りになります。

コーキングが劣化した隙間から雨水や結露が浸入し雨漏りが発生します。

そのまま放置していると最悪の場合には、建物の基礎の部分が腐りシロアリが発生することもあります。

コーキングの劣化症状が見られたら早期の補修、メンテナンスが必要です。

コーキングのDIYはおすすめしない


コーキングの劣化症状が見られたからと言って、ホームセンターなどに行き自分でDIYするのはおすすめしません。

通常、コーキングは建物の至る所で使用されており、補修する際にはその全ての補修が必要となります。

その全てのコーキングに対して以下の補修手順(打ち替え工法の場合)に沿って作業を行っていくことになります。

  1. 古いコーキングの撤去
  2. 養生(テープで目地周りを貼る作業)
  3. プライマー(下塗り材)の塗布
  4. コーキング材を施す
  5. 養生テープを取り除く

このうち、古いコーキングの撤去の作業が素人にはかなり難しく、カッターやラジオペンチなどを使って綺麗に剥がる必要があります。

外壁の下地を傷つけないように慎重に行う必要があるわけです。

そもそもコーキングには、防水施工技能士という国家資格が存在するほど難しい作業になります。

ちなみに防水施工技能士は、1級2級とあり、1級は実務経験7年以上が必要になります。

防水施工技能士の資格がなくてもコーキングの作業は行えますが、正しく適切なコーキングにはそれほど奥が深い仕事になります。

コーキングによって建物が守られていると言っても過言ではありませんので、DIYによるコーキングはおすすめしません。

塗料に良いものを使えばコーキングも長持ちする

コーキング自体の耐用年数は10年程度だと言われています。

ただ、コーキングの上から塗装するので、コーキングを塗料が守ってくれます。

従って、外壁塗装におけるコーキングの寿命は塗膜とイコールであると言えます。

例えば、外壁塗装では最高級と言われているフッ素塗料の耐用年数は15年~20年程度になりますが、コーキングの耐用年数が10年だからと言って、コーキングだけ手入れをするという事はありません。

ただ、塗膜が硬い塗料や紫外線を通す塗料の場合はコーキングも劣化していきます。

また、地震時にも耐用年数前にコーキングにヒビが入ることがありますので、その際はコーキングのみ打ち替えすることになります。

特に外壁にサイディングを使っている建物は、コーキングで外壁を繋ぎ合わせているので劣化も激しくコーキングのみの打ち替えも頭にいれておきましょう。

コーキングは10年周期で手入れしてあげるのがおすすめ

コーキングの劣化が見られたら早期の補修をおすすめしていますが、併せて外壁や屋根部分の補修も視野に入れてもいいかもしれません

というのも、コーキングが劣化する10年程度という期間は、ちょうど外壁や屋根の手入れの時期と同じだからです。

なおかつ、一緒に行ってしまえば足場代が削減できるので経済的でもあります。

絶対に外壁や屋根部分の補修も必要というわけではありませんが、業者に一度コーキングと一緒に点検してもらうとよいでしょう。

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