外壁塗装を検討しているにも関わらず外壁に誘引しているバラの影響が気になって、中々業者に依頼できない方はいらっしゃいませんか?
結論から申し上げると、バラに全く影響なく外壁塗装できる可能性は低いですが(バラの環境にもよります)、極力影響なく外壁塗装することは可能です。
このページには、バラがある住宅の外壁塗装工事や注意点についてまとめてあります。
是非とも、業者への発注の際に気になることを伝えてください。
外壁塗装を検討しているロザリアン(バラを偏愛する園芸家)の参考になれば幸いです。
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記事サマリー
外壁に近いバラの枝は束ねる
外壁塗装工事は足場を組んで行われます。
そのため、外壁付近にあるバラは移動する必要があります。
地植えして外壁にバラを誘引している所もあるかと思いますが、この場合はバラをひもで束ねることで対処します。
枝が太くて自立するタイプのつるバラは空中で束ねます。
バラの新苗(接ぎ木して芽が吹いたばかりの状態)は枝が細く折れやすいことや枝が伸びている向きと逆に配置すると折れやすいことなどを業者に伝えてください。
ただし、束ねても邪魔になる枝に関しては剪定(せんてい)することもあります。
なお、つるバラはある程度成長すると枝が強くなるので、少々のことでは折れません。
なお、足場は最低幅50cm程度あれば組めます。
外壁に近い花壇地植えのバラは一旦鉢に移動させることも検討する
外壁塗装では、塗装前に外壁に付着した汚れを落とすために高圧洗浄作業が行われます。
高圧洗浄によって長年こびりついた排気ガス・チリ・コケ・藻などが除去されますので、汚れた水が花壇に侵入し、最悪の場合バラを枯らしてしまうこともあります。
一応、外壁塗装前にビニールシートで養生を行いますが、バラが植えてある状態で養生しても完全に汚れた水から守ることは出来ません。
心苦しいとは思いますが、花壇地植えしているバラに関しては一旦鉢に移動してあげたほうが安心です。
ただし、地植えで幹が太いバラの場合は、移動させることができないのでワイヤーなどを使って枝の誘引を行います。
バラを移動する際は、土が乾燥気味のときに根と一緒に鉢に移動してください。
メッシュフェンスも鉢バラ同様に一旦移動させます。
鉢バラは邪魔にならない場所にまとめる
鉢バラが建物周辺にある場合は、敷地内に一カ所にまとめるなどして足場や職人の移動に邪魔にならないようにする必要があります。
駐車場にある鉢バラも移動してください。
足場・塗料・塗装道具の積み降ろしの際に、なんらかの拍子にバラが破損する可能性を防ぐためです。
鉢バラの枝も束ねておくと、施工中に職人がひっかかって枝が折れてしまうリスク回避ができます。
バラ以外の鉢植えされた植物も同じように移動させます。
鉢が多く、敷地に収まらない場合は月極のレンタル倉庫などに移動することも検討しましょう。
知り合いが近くにいるなら、知り合いに一旦預かってもらうのも有効です。
バラの休眠期(冬場)に外壁塗装するのがおすすめ
バラを出来る限り、傷めずに外壁塗装したいのであればバラの休眠期(12月~3月初旬頃)に外壁塗装するのがおすすめです。
バラは休眠期になると、落葉し枝が固くしなりやすくなります。
葉が全て落ちて枝だけの状態になった時期に行うのがベストタイミングです。
休眠期に外壁塗装することで、枝が折れにくく落ち葉も気にする必要がなくなります。
なお、休眠期に外壁塗装するために業者選定は、数ヵ月前より行うようにしてください。
外壁塗装の場合、施工スキルの高い業者ほど忙しい傾向にあり、二~三カ月予約が埋まっている業者も存在します。
バラの休眠期に外壁塗装するために、できるだけ早めに業者選定を行う事をおすすめします。
寄り添ってくれる業者に外壁塗装工事を依頼しましょう
バラがある住宅の外壁塗装工事や注意点を紹介しましたが、ここまで丁寧に対応してくれる業者少ないというのが現状です。
丁寧な業者選びのポイントは、地元密着で実績のある業者を選ぶことです。
実績が豊富でも全国にあるような大手塗装店は、職人の当たり外れがあるのでバラのあるお宅ではおすすめしません。
少々、地元の業者は大手のような大量仕入れを行っていないので価格が高くなってしまうかもしれませんが、地元密着でコツコツやっている業者のほうが安心です。
外壁塗装中の施工の様子を写真保存しておきましょう。
また、万が一のために賠償責任保険に加入している業者を選ぶと安心です。
賠償責任保険とは、外壁塗装期間中に、他人にケガをさせたり(対人事故)、他人の物を壊したり(対物事故)したために、被保険者(保険の補償を受けることができる方)が法律上の損害賠償責任を負担された場合に被る損害を補償する保険です。
バラのトラブルは少ないですが、外壁塗装では盆栽があるお宅の施工で盆栽を折られてしまったり、枯れてしまったりといったトラブルは結構ありますので、賠償責任保険に加入していると万が一の時に安心です。
あと、営業マンとバラについて打ち合わせしても、職人にいきわたっていないこともあります。
業者との打ち合わせは職人も同席のもと行うようにしてください。
バラの事を想って寄り添った対応をしてくれる業者にあたるまで、妥協することなく業者選びに励んでください。
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