屋根塗装面積を求める5つの計算方法

屋根面積は塗装費用を決める大切な項目です。

計算方法は少々やっかいではありますが、簡易的な計算方法から正確な計算方法まで5つ紹介します。

是非とも、ご自宅の屋根面積を計算してみてください。

なお延べ床面積から簡単に屋根塗装面積が分かるように早見表を用意しましたので、ざっくり屋根面積を知りたい方はご覧ください。

20坪~29坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
20坪 36.4㎡
21坪 38.2㎡
22坪 40㎡
23坪 41.8㎡
24坪 43.7㎡
25坪 45.4㎡
26坪 47.3㎡
27坪 49.2㎡
28坪 50.9㎡
29坪 52.8㎡
30坪~39坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
30坪 54.6㎡
31坪 56.4㎡
32坪 58.2㎡
33坪 60.1㎡
34坪 61.8㎡
35坪 63.7㎡
36坪 65.5㎡
37坪 67.3㎡
38坪 69.1㎡
39坪 71㎡
40坪~49坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
40坪 72.7㎡
41坪 74.6㎡
42坪 76.3㎡
43坪 78.2㎡
44坪 80.1㎡
45坪 81.8㎡
46坪 83.7㎡
47坪 85.5㎡
48坪 87.3㎡
49坪 89.1㎡
50坪~59坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
50坪 91㎡
51坪 92.7㎡
52坪 94.6㎡
53坪 96.4㎡
54坪 98.2㎡
55坪 100㎡
56坪 101.9㎡
57坪 103.6㎡
58坪 105.5㎡
59坪 107.3㎡
60坪~69坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
60坪 109.1㎡
61坪 111㎡
62坪 112.8㎡
63坪 114.6㎡
64坪 116.4㎡
65坪 118.3㎡
66坪 120㎡
67坪 121.9㎡
68坪 123.6㎡
69坪 125.5㎡
70坪~79坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
70坪 127.3㎡
71坪 129.1㎡
72坪 130.9㎡
73坪 132.8㎡
74坪 134.5㎡
75坪 136.4㎡
76坪 138.2㎡
77坪 140㎡
78坪 141.9㎡
79坪 125.5㎡
80坪~89坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
80坪 145.5㎡
81坪 147.3㎡
82坪 149.2㎡
83坪 150.9㎡
84坪 152.8㎡
85坪 154.6㎡
86坪 156.4㎡
87坪 158.2㎡
88坪 160.1㎡
89坪 161.8㎡
90坪~100坪の屋根面積を見る
延べ床面積 屋根面積
90坪 163.7㎡
91坪 165.4㎡
92坪 167.3㎡
93坪 169.1㎡
94坪 170.9㎡
95坪 172.7㎡
96坪 174.6㎡
97坪 176.4㎡
98坪 178.2㎡
99坪 180.1㎡
100坪 181.8㎡
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屋根塗装の価格の決まり方

屋根塗装の価格は屋根の面積(㎡)×塗料価格で決まります
(厳密には足場代、高圧洗浄代、諸経費などがプラスされます)

しかし、現在の日本の建物の屋根はオシャレな屋根が多く昔の様な切妻屋根よりも寄棟屋根が多くなり、屋根面積の計算も少々複雑になっています。

屋根塗装を検討されている方は、自分の家の屋根だったらいくらぐらいかかるのかの概算を知っておきたいと考えることでしょう。

そこで、屋根面積の計算方法を簡易的な方法から正確な方法まで紹介しますので参考にしていただけたらと思います。

ちなみに、実際に屋根塗装をするとなったら業者が屋根に登ってスケール(巻尺)やレーザー等の計測器を使って計測することになります。

ただ、屋根に登って計測するのは非常に危険なので、今回紹介する方法にて計算することをおすすめします。

屋根面積(㎡)の計算方法

屋根面積の計算方法は実測以外では5つの方法があります。

それぞれ紹介します。

平図面を使って求める

平面図を使った屋根面積の求め方
平面図を使った屋根面積の求め方

平面図とは建物を真上から見たときの見取り図になります。

平面図を使って1階部分の床面積を知ることができますので(縦の長さ×横の長さ)、その床面積に隅棟係数の1.5を掛けて屋根の面積を計算することができます。

寄棟造等で平屋根と妻屋根とが交わる稜線を隅棟(すみむね)と言いますが、隅棟係数とは屋根が軒先に向かって水平に伸びた時の勾配を表した数値になります

使用する係数は業者によって変わり、勾配係数(5寸勾配で1.118)を掛けて屋根面積を計算する業者もいます。

平面図を使った計算ではあくまでも概算的な計算になります。

立面図を使って求める

立面図を使った屋根面積の求め方
立面図を使った屋根面積の求め方

立面図とは、建物を建物を東西南北の各方位(側面)から見た見取り図になります。

立面図では屋根の軒の長さ、斜面の長さが分かりますのでそれを活かして計算します。

三角形の屋根と台形の屋根では求める計算式が変わってきますが、立面図を使えば正確に屋根面積を計算することができます。

平面図・立面図・設計図を使って求める

平面図と立面図と設計図使った屋根面積の求め方
平面図と立面図と設計図使った屋根面積の求め方

平面図と立面図と設計図を使う事で正確に屋根面積を計算することができます。

具体的には屋根投影平面積と勾配伸び率を使って計算していきます。

屋根投影平面積とは、建物を上から見た時の面積になりますが、床面積に軒出をプラスした面積になります。

勾配伸び率とは、屋根の大棟と隅棟の長さを求める倍率になります。

勾配伸び率は勾配によって決められています。

屋根投影平面積と勾配伸び率を掛ければ正確な屋根面積が求められます。

勾配勾配伸び率
5分1.001
1寸1.005
1寸5分1.011
2寸1.020
2寸5分1.031
3寸1.044
3寸5分1.059
4寸1.077
4寸5分1.097
5寸1.118
5寸5分1.141
6寸1.166
6寸5分1.193
7寸1.221
7寸5分1.250
8寸1.281
8寸5分1.312
9寸1.345
9寸5分1.379
短勾配1.414

勾配定規を使って求める

勾配定規とは、屋根の角度(勾配)が目盛として入っている定規になります。

この勾配定規を建物にあてて、屋根勾配を計ったら今度は高さを測ります。

高さは屋根勾配が分れば、簡単に割り出すことができます。

例えば、4寸勾配の場合は横方向に1尺(30.303cm)進むと4寸上方向に上がるという意味になりますので、建物の横幅の長さを半分にして、その半分になった長さが何尺なのかを計算していけば高さを計算する事ができます。

ただし、屋根の横幅は外壁部分と軒先部分を実寸するかレーダーで測る必要があります。

そして三角形の求め方である『底辺(横幅)×高さ÷2』で屋根面積が求められます。

瓦の枚数を使って求める

建物使用している瓦の大きさによっても大まかな屋根面積を求めることができます。

53A判三州瓦は約30cmで1坪(約3.30578㎡)で53枚使用することになります。

屋根に1,000枚の53A判三州瓦を使っているのであれば、およそ19坪になりますから、19坪×3.30578で62.8㎡ということになります。

気を付けるべき点としては、瓦によってサイズはバラバラで三州瓦でも15種類ありサイズも違います。

瓦のサイズを間違えずに計算するようにしましょう。

計算ソフトを使って求める

簡易的な方法としては無料の計算ソフトを使う方法もあります。

使用するソフトは地図計算ソフトになります。

地図計算ソフトは登録などの面倒な手続きも必要なく無料で使う事ができます。

地図計算ソフト
地図面積計算ソフト『住所入力欄』
まず、屋根面積を測りたい建物の住所を入力します。

地図面積計算ソフト『面積の求め方』
地図面積計算ソフト『面積の求め方』

屋根の隅を選択するとフラグが立ちますので、屋根の形に合わせてフラグを立てます。

そうすると自動的に囲まれたフラグ内の面積を計算してくれます。

非常に便利なソフトですが、地図の縮尺に限界があり細かくは計算できないです。

また勾配を無視した平面用のソフトになりますので、勾配が少ない屋根のあくまでも参考程度に使用することをおすすめします。

屋根面積と塗装面積が違うケースがある

ヨドコウの折半屋根『ヨドルーフ88』
ヨドコウの折半屋根『ヨドルーフ88』

ヨドコウの折半屋根『ヨドルーフ88』
屋根塗装費用は、屋根面積(㎡)×塗料価格で決まりますが、屋根の種類によっては屋根面積=塗装面積とならないケースもあります。

屋根塗装費用は、屋根面積(㎡)×塗料価格で決まりますが、屋根の種類によっては屋根面積=塗装面積とならないケースもあります。

例えば、YODOKOのヨドルーフ88の折半屋根では波を打っていますので塗装面は一つ一つの二等辺三角形に対して上辺と両斜辺になります。

その他にはスレート波板や金属波板もあり、こちらの屋根も屋根面積と塗装面積は変わってきます。

波板屋根よりもヨドルーフ88のほうが上辺がある分塗装費用は高くなります。

このように屋根面積と塗装面積が違う屋根の計算はかなり複雑になりますので、だいたいの目安として屋根面積に1.3~1.5を掛けて概算のい目安とすることをおすすめします。

また、最近では太陽光発電が設置されている屋根もありますが、基本的には太陽光発電が設置されている屋根の塗装は必要ありません。

ただ、屋根のフチの部分は劣化していますので気になる方はフチの部分だけ塗装する方もいらっしゃいます。

太陽光発電は一度設置すると20年~30年は設置したままになりますので屋根塗装が気軽に行えなくなります。

これから太陽光発電の設置も検討されている方は、屋根塗装を行ってから太陽光発電を設置することをおすすめします。

その他、太陽光発電が設置されている屋根の塗装方法や注意点に関しては別ページでまとめましたので、そちらのページをご覧ください。

正確に屋根面積を計算する為には平面図・立面図・設計図が必要

屋根塗装面積の計算方法
  • 平面図
  • 立面図
  • 設計図を使う
  • 平面図・立面図・設計図を使う
  • 瓦の枚数で計算
  • 地図計算ソフトを使う

ただ、屋根面積と塗装面積が変わってくる屋根の屋根面積に1.3~1.5を掛けて概算を知るようにすると業者との打ち合わせもスムーズに運びます。

正確に計測したいのであれば平面図・立面図・設計図を使いましょう。

簡易的でいいのであれば、その他の計算方法で計算できます。

最近では、塗装前の実測にドローンが使われるなど屋根に上らずとも計測できるようにもなっていますので、当日に塗装費用の計算をしてくれるようにもなっています。

複雑な屋根の建物の方は、あまり自分であれこれ考えずにだいたいの屋根塗装面積を算出したら業者に正確な見積もりを算出してもらうことをおすすめします。

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