屋根にアンテナが設置されている家も多いかと思いますが、屋根塗装ではしばしばアンテナによるトラブルも発生しています。
アンテナに適切な処置をして屋根を塗装するようにしましょう。
こちらのページではアンテナの種類や注意点も掲載していますので、これから屋根塗装を検討されている方の参考になれば幸いです。
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記事サマリー
アンテナは移動せずに養生して屋根塗装する
屋根に地デジのアンテナやCSやBSのアンテナが設置してあるお宅も多いかと思います。
このように屋根にアンテナが設置してある屋根塗装では、アンテナは基本的に移動させずに養生して高圧洗浄、塗装を行います。
BSのアンテナは少しでも方向がズレると映らなくなる可能性が高いので、養生のみでずらしの作業もありません。
ただ、壁側に取り付けられたアンテナは一旦取り外すことになりますので、アンテナで受診しているチャンネルを使う事は出来なくなります。
また、塗装の際には飛散防止ネット(ひさんぼうしねっと)で建物をネットで覆いますが、障害物によっても受信が不安定です。
塗装の際の不安定な受信に関しては我慢するしかありません。
ちなみに、屋根に太陽光パネルが設置してある建物の場合の屋根塗装は、太陽光パネルの養生なしに屋根のフチのみ塗装することです。
屋根塗装時にはアンテナの撤去依頼も可能
古いVHF(アナログ放送専用)アンテナが屋根に設置してあるままというお宅は、屋根塗装の際に同時に撤去も可能です。
撤去の費用は塗装とは別で請求されてしまいますが、だいたい1万円前後です。
なお、UHFアンテナ(地上デジタル放送を受信するためのアンテナ)は使いますので撤去しないようにしましょう。
VHFアンテナとUHFアンテナは見た目的は判断は難しいですが、アンテナの横棒の数で判断することができます。
横棒の数が少ないのがVHFアンテナで、多いのがUHFアンテナです。
不要なアンテナを置いておくとトラブルの元になる
不要になったアンテナを屋根に取り付けたままにしておくと、後にトラブルへと発展するケースがあります。
特に台風などの強風時にはアンテナが吹き飛ばされる現象が多発しています。
吹き飛ばされなくてもアンテナが倒れたことで屋根に穴が空き、雨漏りへと発展するケースもあります。
また、長い間アンテナを屋根に設置して手入れを行っていないと、アンテナの支柱、取り付け金具やネジ類がサビてきます。
そのサビが雨などで流れ出て屋根材に色が付くとか、ガルバリウム鋼板やトタンなどの屋根材ではサビが繁殖して同様にサビてきて劣化の原因にもなります。
不必要なアンテナはトラブルの元になりますので、屋根塗装と同時に撤去することをおすすめします。
アンテナがある屋根塗装の注意点
外壁や屋根塗装では細心の注意を払って作業を行いますが、屋根塗装の際にアンテナの位置をずらす、壁側のアンテナは移動するなどが発生するため、塗装後に電波を受信することが出来なくなることがあります。
このようなトラブルを避けるために、屋根塗装前に担当営業マンと打ち合わせを行いアンテナ位置の移動はあるのか、その後の対応はどうなるのかなどの確認が必要になります。
ほとんどの業者が屋根塗装後のアンテナ受信のトラブルには真摯に対応してくれます。
ただ、職人も人間なので屋根塗装の際に配線を切ってしまうことや、アンテナを倒して屋根にヒビが入ることも考えられます。
そのような時も逐一連絡してくれる優良な業者を選ぶことがトラブル回避の一番の得策です。
アンテナ周辺の塗り残しには注意すること
アンテナ周辺は養生して屋根塗装することになりますが、塗り残しが発生しやすい箇所です。
アンテナ周辺は何本ものワイヤーが入り組んでいる状態で刷毛による塗装ですが、職人としては塗装しづらい箇所です。
そのため、職人のスキルよっては上手く塗装することができずに塗り残しです。
屋根塗装の最終確認は写真によって行います。
アンテナ周辺は特に注意して確認するようにしましょう。
屋根塗装と一緒にアンテナ部の確認も行いましょう
屋根にアンテナがあっても基本的にはアンテナは動かさずに養生して塗装を行います。
ただ、外壁部に設置されたアンテナは取り外すことになりますし、飛散防止ネットや足場の影響で電波が不安定になることは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
外壁塗装や屋根塗装後にテレビが映らなくなってしまうといったトラブル事例もあります。
アンテナは設置してから長年放置しているお宅がほとんどだと思うので、屋根塗装の際に職人に屋根馬のネジがしっかりと閉まっているかネジや支柱のサビが進行していないかなどの確認も行ってもらうとよいでしょう。
そして不必要なアンテナは撤去してもらって、トラブル回避にも努めましょう。
#屋根塗装 #アンテナ #塗り残し