外壁塗装を夏場の季節(7月・8月)に行う際のメリット・デメリット

夏場(7月・8月)に外壁塗装を行うと職人さんに嫌がられそう、近隣宅の窓が開いているから塗料の臭いで迷惑をかけそう、といったことで抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。

ただ、どの季節に外壁塗装を行ってもメリット・デメリットは存在します。

大切なのは、季節ごとのメリット・デメリットを把握し、デメリットの部分をできる限り回避して後々のトラブルに控えることです。

夏場に外壁塗装をする際のメリットとデメリットをまとめましたので、7月~8月に外壁塗装を検討している方の参考になれば幸いです

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夏の外壁塗装のメリット

塗料が乾きやすいので塗膜が安定する

夏場は気温が高いため、塗料がよく乾いて硬化してくれます。

そのため、乾燥不良による塗膜の早期剥がれなどのリスクが少ない季節になります。

外壁塗装では一般的には下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本になりますが、それぞれの塗り工程には塗料ごとに適切な乾燥時間が設けられています。

この乾燥時間を守って業者は作業を行っていくわけですが、気温が低すぎる日や湿気が高すぎる日では、上手く塗料が固まってくれないこともあり、それが塗膜の不具合へと発展してしまいます。

また、塗料もよく伸びてくれるので職人たちが作業しやすいというのも、塗膜が安定する理由になります。

天候が安定しているので工期が予定通り終わる

夏場は比較的天候が安定しているので、工期が予定通りに終わるというメリットがあります。

また、夏場は日が長いため作業時間が長くとれるので、スケジュール調整がしやすいのも工期が予定通りに終わる理由です。

外壁塗装では通常10日~14日程度の工期が必要になりますが、雨が降っている日には塗膜に水分が混じって不具合を起こす可能性があるので作業は行えません。

そのため、雨の日は施工は中断されるわけで、その分工期も伸びることになります。

工期が伸びても費用は変わりませんが、足場と飛散防止ネットは建物にかかったままになりますので閉塞感があります。

そのような外壁塗装におけるストレスから予定通りに開放されるのは、夏場に外壁塗装を行うメリットになりますね。

ただ、夏場はゲリラ豪雨と呼ばれる短時間に激しい雨が降ることもあるので、実績のある業者にお願いしてなるべくリスク回避してもらうようにしましょう。

夏場は業者の閑散期にあたり値引きの可能性がある

夏場は業者にとって閑散期にあたるのでキャンペーンなどで値引きを行っている業者があります

キャンペーンを行っていなくても、見積もり提出時に値引き交渉にも応じてくれやすい季節になります。

無理な値引きは手抜き工事に繋がりかねないので控えた方がいいですが、端数分の値引きだったり、高圧洗浄代を無料にしてもらうなど交渉するとよいでしょう。

値引き額を他の工程に上乗せして、お得感を煽ってくる悪徳業者には注意しましょう。

夏の外壁塗装のデメリット

エアコンが不具合を起こす可能性がある

夏にエアコンは必須ですが、業者がエアコンの室外機を周りを塗装した際に接触不良を起こして不具合が起きることがあります。

夏場でなければエアコンの不調も時間をかけて業者に対応してもらえばいいですが、夏場はそうゆうわけにもいきませんよね。

特に寝るときの夏場の蒸し暑さは耐えがたいものがあります。

ちなみに室外機周りの塗装に関しては、室外機に養生を施して塗装する方法と室外機を取りはずして塗装する方法がありますが、業者側のミスを減らすには断然養生による塗装になります。

ただ養生による塗装では完全に塗装することは難しいというデメリットもあります。

暑さで職人の施工品質が低下する

職人も人間なので暑さによって仕事の品質が低下することが考えられます。

例えば、塗り残し、塗料の撹拌不足(混ぜる工程)、塗膜のむら、などが考えられます。

暑さを言い訳にすることはプロとしてあってはいけないことですが、お願いする業者によってはまだ経験の少ない若い職人もいるので、どうしてもモチベーションによって仕事に差が生じてしまいます。

業者のモチベーション維持の為に差し入れをする必要はありませんが、それでも差し入れによって関係性は築けるので余裕があれば差し入れも検討するとよいでしょう。

また、夏場は職人が熱中症になることも考えられます。

夏場に外壁塗装をお願いする時には、経験豊富な職人が施工してくれるのかよく確認しておきましょう。

窓が開けられない時間があり暑い

外壁塗装では工程によって窓を閉めなければいけません。

そのため、熱気が室内にこもってしまうことや塗料の臭いが充満してしまったりすることが考えられます

窓を閉めなければいけない工程としては、高圧洗浄時と塗装時になります。

その他の足場組立・撤去、清掃時、屋根の塗装時は窓を開けることも可能です。

塗装時もあらかじめ開けたい窓を業者に伝えておくと、反対面から塗装してくれるなどの対応をしてくれる業者もあります。

エアコンに関しても業者に伝えておくことで、使えるように対応してもらえます。

ウェザーカバーが付いている換気扇であれば稼働させることは可能です。

ただ、全ての業者で夏場の窓やエアコンへの対応を行ってくれるわけではありませんので、業者によっては夏場に暑い思いをすることになります。

お盆中は業者も作業をストップする為、工期が伸びる

お盆期間(8月13日~8月15日)は業者も休業となるところも多いので、お盆前から施工に取り掛かっていた場合は作業が中断されることになりるので工期が伸びることになります。

また、その間は足場と飛散防止ネットが建物を覆っている状態となり、お盆で親戚が集まるような場合には支障があります。

ただ、これに関しては最初の工期スケジュールの提出時に分かる事になりますので、スムーズな塗装をお願いしたい場合にはお盆後から施工に取り掛かるようにと伝えるようにしましょう。

塗装経験者アンケートによると夏場は一番不向きな季節ではない

塗装経験者目線で見る夏場の外壁塗装はそれほど不向きではないという結果になっています。

外壁塗装業者比較サイト外壁塗装110番が塗装経験者に行ったアンケート『500人に聞いたユーザーが不向きだと思う季節と塗装業者の見解』によると、一番不向きな季節は6月(梅雨時期)だという結果になりました

夏場は不向きだと答えた方は13.2%とその他の季節とそれほど大差ない結果になっていますね。

夏場が不向きだと答えた方の声も抜粋して紹介します。

暑いので、職人さん方に申し訳ないですし、落ち着かないです

暑いし、大きな台風や大雨が来るから

暑くて大変そう、臭いもきついので気分が悪くなりそう

窓を閉め切る事による暑さや臭いを気にされる方が多かったです。

なお、外壁塗装をする季節によってメリットデメリットは変わります。

詳しくは別ページをご覧ください。

暑さ対策に遮熱塗料を検討してみましょう

夏の暑い時期に塗装するのであれば、是非とも試してほしい塗料が遮熱塗料になります。

遮熱塗料とは、壁や屋根に塗ることで太陽熱や外気の熱を反射させ建物内への熱の浸透率を下げる効果がある塗料です。

特に熱伝導率の高い金属製の外壁材や屋根材(ガルバリウム鋼板、トタン)には効果が高く、工場や倉庫などでよく使われています。

また外壁以外にもベランダや手すりなどで遮熱塗料は重宝されています。

夏の暑さ対策として遮熱塗料をおすすめします。

夏場の外壁塗装は柔軟に対応してくれる業者にお願いする

夏の外壁塗装のメリットは?
塗料が乾きやすいので塗膜が安定する
天候が安定しているので工期が予定通り終わる
夏場は業者の閑散期にあたり値引きの可能性がある
夏の外壁塗装のデメリットは?
エアコンが不具合を起こす可能性がある
暑さで職人の施工品質が低下する
窓が開けられない時間があり熱い
お盆中は業者も作業をストップする為、工期が伸びる

夏場に外壁塗装をする際は、窓を開けることやエアコンの使用に柔軟に対応してくれる業者にお願いすることでストレスを軽減することができます。

施工だけで言ったら夏場の塗装は他の季節と比較してもメリットが多いです。

職人さんを気遣う声もありましたが、業者側すると閑散期のお客様という事で、逆に有り難い存在になります。

夏場であっても気兼ねなく外壁塗装をお願いしましょう。

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