記事サマリー
ベランダ手すりの塗装の必要性
外壁塗装と一緒にベランダの手すりは塗装する必要があるのか疑問に感じる方も多いと思います。
外壁や屋根は塗装でピカピカにしてもらったのに、手すりだけ色褪せたまま残すのはみすぼらしくも見えてしまいますからね。
結論から言ってしまえば、ベランダの手すりは塗装を行ったほうが良いですが、しっかりとした工程と専用のプライマー処理を施すことが大切になります。
確かにベランダの手すりはアルミなどの非鉄金属製のものが多く、耐久性に優れてはいますが塗料が密着しづらいという特徴もあります。
せっかく塗装してもらっても、経年劣化(けいねんれっか)によって数年で塗装が剥げてきてしまったら、さらに見栄えが悪くなってしまいます。
また塗装が剥がれてくると、布団を干した時などに塗料が付着する可能性もあります。
正しいベランダの手すりの塗装手順とポイントを紹介します。
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ベランダ手すり塗装手順
養生
外壁塗装同様に手すり以外に塗料が付着しないようにマスキングテープで手すり周囲を養生していきます。
外壁塗装と一緒に手すりの塗装も行う方は手すりは付帯部分(雨樋・破風・雨戸など)として、塗装することです。
下地調整(ケレン作業)
あまり強くこするとキズになってしまうので、サラっと拭く程度でこすって汚れを落としていきます。
また、ベランダ手すりは錆が付着してることも多いので、ナイロンタワシやハンドパッドで錆を完全に落とします。
外壁塗装と一緒で汚れや錆などの上に塗装してもすぐに剥がれてきてしまいます。
そして、ベランダ手すりには、さらに目荒らしという下地調整も行っていきます。
目荒らしとは、手すり部分をサンドペーパー(紙やすり)で表面を傷つけるように研磨し、塗料が付着する表面積を増やします作業を言います。
塗装が剥げやすい箇所であるからこそ、丁寧な下地調整が大切です。
下塗り
下塗りはプライマー(ミッチャクロンなど)か錆止め塗料を刷毛使って塗装していきます。
アルミ適性を持つ塗料を塗り残しの無いように下塗り塗装していきます。
プライマーは上塗りとの密着を良くする接着剤で錆止め塗料は鉄部の錆を抑制する働きがある塗料です。
下塗りではプライマー、錆止めを併用して使う事はなく、どちらか一方を選んだ使います。
最近は、下地の材質によってプライマーの種類を変えて下塗りをするケースが増えています。
上塗り塗装
上塗りは2回塗り(中塗り、上塗り)で行います。
中塗りと上塗りではきちんと乾燥の時間をとって、時期にもよりますが4時間以上の乾燥時間をとります。
上塗りも刷毛やスプレーなどを使って塗装していきます。
ベランダ手すりの上塗りには、弱溶剤2液型アクリルシリコン系塗料が選ばれることが多いです。
ベランダ手すり塗装のアドバイス
冒頭でもご説明したようにアルミなどの非鉄金属製の手すりは塗料との密着性が弱く、きちんと下地調整をしても早期の塗膜の剥がれも十分に考えられます。
なので、塗膜の剥がれを想定して、上塗りで使う塗料の色を下地の色と似せておくと、万が一塗膜が剥がれてもそれほど目立ちません。
また、使用する刷毛を使い際は、手すりなどの平らな面を主に塗るのに使う平刷毛(ひらはけ)を使うと、刷毛ムラも少なくスピーディーに塗装することができます。
ちなみに、ベランダにアンテナが設置されているお宅もあるかと思いますが、むやみに動かすとテレビが映らなくなりますので注意しましょう。
ベランダは下地調整・3回塗りに注意
特にアルミなどの非鉄金属製のものベランダは密着しづらいので特に下処理が大切です。
基本的に手すりは2回塗りで行います。
ベランダ手すりの塗装のポイントをまとめると以下の2点です。
- しっかりと下地調整を行ってくれるか
- 下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りをしてくれるか
ベランダの手すりは業者によっては、やってもすぐに剥がれてくるからやらないほうがいいという提案も受けるくらい非常にデリケートな部分です。
ベランダ手すり塗装のアドバイスも参考にしつつ、塗装をしてもらってください。
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