外壁塗装業者から家への営業電話に困っている人も多くいるかと思います。
そんなしつこい営業電話に最も効果的な方法と、そもそもなぜ電話がかかってくるのか、どうして断っても電話がかかってくるのかなどのテレアポ業者の裏側に関しても紹介しています。
記事サマリー
本社へ電話して断れば一発で解消する
しつこい業者への対処方法として最も効果が高いのはかかってきた会社の本社へ電話をかけて断りの電話をすることです。
これは個人情報保護法(第23条第2項)によって定められています。
第三者に提供される個人データについて、本人の求めに応じて提供を停止することとしている場合であって、あらかじめ、以下の項目について、本人に通知し、又は本人が容易に知り得る状態に置いた上で、本人の同意を得る
個人情報保護法第23条第2項
ことなく第三者に提供することをいいます。
・個人データを第三者に提供する旨
・提供する個人データの項目
・提供方法
・本人の求めに応じて提供を停止する旨
・本人の求めを受け付ける方法
では、どうしてかかってきた電話口の相手ではなく、わざわざ本社に電話しなければいけないかと言うとテレアポに関しては業者から依頼されてテレアポだけを行う会社が行っているケースが多々あるからです。
要するにテレアポする人は外壁塗装業者ではない可能性が大きいということです。
最近は日本でも個人情報保護法が厳しくなって、より消費者を守る傾向にあります。
業者も行政からの最悪業務停止命令を恐れてかなりコンプライアンスには敏感になっています。
3回以上しつこく電話がくるようだったら、その会社の本社に断りの電話を入れることが一番効果が高いです。
外壁塗装営業電話例
外壁塗装の営業電話を業者の思惑を解説しつつ紹介します。
※冒頭では『営業』などの売り込み文句は言わず『ご案内』や『お知らせ』と言った言い方をします。
※必ずお客が答えやすい質問で会話を続けようとします。
※2~3つお客からYESを引き出したらアポ取りを行います。これは心理学でいう『フット・イン・ザ・ドア』というテクニックです。
※あくまでも現状を見るだけという建前でアポのキャンセルをなくす作戦です。
営業電話の例を紹介しましたが、電話を続ければアポの日にちの話まで流れていくのが営業電話の恐ろしい所です。
これを防ぐためには冒頭の段階で『ご案内もお知らせもウチはいりません』とはっきりと断り文句を伝えましょう。
中にはしつこく粘ってくる営業マンもいますが、その際は話の途中でも電話を切ってしまって構いません。
断っているにも関わらずセールスをしてくるのは特定商取引法第17条『再勧誘の禁止』でも定められています。
必要のないセールスには構わずNOと伝えましょう。
そもそもなぜ電話がかかってくるの?
- タウンページ
- 合法リスト業者
- 違法リスト業者
ただ、『タウンページ』と『合法リスト業者』に関しては個人宅ではなく店舗や事務所リストが大多数になるので個人宅の電話番号に関しては違法リスト業者によって流されていることが多くなっています。
よく聞く『顧客リスト流出』などで出回っているケースです。
ちなみに昔から電話番号が変わっていないでタウンページへの掲載をしているお宅はタウンページへの掲載をやめることでも業者からの電話は減ります。
何度も何度も電話がかかってくる仕組み
一般的にテレアポを行っている業者はリスト業者から仕入れた電話帳リストに沿って人海戦術で電話をかけています。
この電話帳リストを最大限活用するために一度断られても再度電話をかけるように指示している業者が多くあります。
それでも断られたお宅に印を付けて、引継ぎを行っている業者であればそれほどしつこく電話もかかってくることはありません。
断っても何度も何度も電話がかかってくる業者は断られたお宅関係なく、ただ電話帳リストの上から順番にマニュアル通り電話をかけることを指示されている業者です。
そもそも特定商取引法でも一度断られたお宅への再勧誘は禁止されています。
特定商取引法は、事業者が電話勧誘を行った際、契約等を締結しない意思を表示した者に対する勧誘の継続や再勧誘を禁止しています。
2.再勧誘の禁止(特定商取引法第17条)
そのようなコンプライアンスが守られていない業者も多くあるのが現実です。
電話営業への裏技対策
最後に電話営業への裏技対策の紹介。
何度もかかってきて相手先の番号が分かっているなら、ホッチキスを使った撃退方法も有効です。
まずホッチキスを1つ用意します。
電話機の横にホッチキスを置いておき、受話器を取ったらすぐ、送話口の前でホッチキスを『カチャッ』と鳴らす
すると相手側は録音機が作動したと誤解して警戒する。場合によってはそのまま電話を切ってしまいます。
テレアポ業者は一日に何百件と電話していますので留守番電話には敏感に反応してくれます。
ほとんどの業者は伝言を残さず留守番電話になったと思って電話を切ってしまいます。
本社に連絡してリストを削除してもらったとしてもタイムラグでいくつかは迷惑電話があります。
一時的な電話営業への対策ではありますが、非常に有効だと思いましたので紹介しました。
本社への断りの電話を入れることが一番効果的な方法
3回以上しつこく電話がくるようだったら、その会社の本社に断りの電話を入れることが一番効果が高いです。
『顧客リスト流出』などで出回っているケースです。
何度もかかってくる営業電話は本当に迷惑ですよね。
ただ現状、リスト(合法)業者が外壁塗装業者にリストを販売することは合法化されていますので、業者の電話営業が完全になくなることはありません。
なので、しつこく電話がかかってくる業者に対しては本社への断りの電話で対処し続けることが一番効果的な電話営業を防ぐ方法です。
万が一電話営業から契約してしまってもクーリングオフ制度を使う事によって契約のキャンセルを行う事ができます。
電話営業してくる業者全てが悪徳業者ではありませんが、残念ながら中には悪徳業者も存在することは確かです。
外壁塗装は決して安くないサービスですので業者選びは慎重に行う事をおすすめします。
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