軽量で耐久性の高いヘーベルハウス住宅ですが、決してメンテナンスフリーではありません。
他の建物同様に定期的なメンテナンスが必要になるわけですが、ヘーベルハウスでは特殊なALC外壁材を使っている為、注意点もあります。
ヘーベルハウス住宅の外壁塗装をする際の注意点と一緒に、なるべく安く行う方法やおすすめの塗料を紹介しますので参考にしていただければと思います
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記事サマリー
ヘーベルハウス住宅で使われている塗料と耐久性
ヘーベルハウス住宅には、アクリルシリコン系の塗料(プリティアン、グランロックなど)が標準で使用され、オプションで耐久性を上げる光触媒塗料『デュラ光』が使用されます。
ヘーベルハウスのホームページでは、アクリルシリコン系の塗料の塗り替え目安は20年、デュラ光に関しては30年程度だとされています。
ただ、これらはあくまでもある一定基準での計算で、建物環境によってはもっと早く劣化する事もあります。
私のヘーベルハウスは5年で雨漏り、トイレ故障、8年で外壁ひび割れ、シャッタ故障は最初から新品交換なしでメンテナンスにて今だ故障中、クレームを上げたら、外壁だけは塗り替えてくれましたが10年でNGとなり、今回の提案です。
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新築時に言われた外壁の耐久性を鵜呑みにせずに、現在の状況で次回のメンテナンス時期を決める必要があります。
次回のメンテナンス目安症状
- シーリングが痩せている
- 壁を手で触ると白い粉が付く(チョーキング現象)
- 壁にヒビがある
- カビ・コケ・藻が付着している
- 外壁の色があせてきている
次回の外壁塗装の目安は上記になりますが、ヘーベルハウス住宅の場合は、シーリングの劣化が目安となります。
ヘーベルハウスの壁はALC補修材(軽量気泡コンクリート)を使用していますので、それぞれのジョイント部分にシーリングが施されていますが、普通のALCよりも小さい仕様となっているのでシーリングの数はかなり多くなっています。
シーリングが劣化してくると、ひび割れが起きてそこから水が浸入し雨漏りへと発展します。
ヘーベルハウスで使用される塗料は耐久性の高いものですが、シーリングに関しては一般的なものになりますので、耐久性は7年~8年になります。
シーリングの補修では追加で打ち直すやり方と古いシーリングを除去してから新しいシーリングを打つやり方がありますが、ヘーベルハウス住宅では古いシーリングはカッターで除去され新しいシーリングを打ち直すことになります。
ヘーベルハウスはALCとシーリングの上から塗装をしていくのが特徴で、壁のつなぎ目が目立たなくカッコいい仕上がりとなります。
旭化成リフォームの外壁塗装の価格
- スマッシュ:8,000円/m²
- イベリアン:4,900円/m²
- プリティアン:3,600円/m²
- グランロック:3,328円/m²
- サンシルキー:3,143円/m²
- PBレガード:3,000円/m²
- パワーテックス:2,700円/m²
今、ヘーベルハウスの点検があって外壁のリフォームに250万ぐらい掛かるという話で内容はコーキングという防水パッキンの補修、外壁の再塗装、屋根の再塗装ということでした。【15年保証)よその話をきくとだいたい120~180万ぐらい(普通の塗装屋で外壁のみ、メーカー専属ではない)という話でした。
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ヘーベルハウスで外壁塗装をすると、グループ会社の旭化成リフォーム株式会社が施工にあたります。
旭化成リフォームは、ヘーベルハウス住宅を専門としたリフォーム工事を行っている会社ですので、安心感はありますが、結局施工は地域の下請け業者が行う為、余計な中間マージンが発生し価格は相場よりも2割~3割高くなりがちです。
ちなみに外壁塗装の相場は40坪住宅で90万~120万円程度となります。
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ヘーベルハウスのALCは旭化成リフォームでなくても対応できる(保証面も大丈夫)
2017年10月以降にヘーベルハウスの請負契約を締結して、原則としてヘーベルハウス所定の定期点検をお受けになることが条件となります。
ヘーベルハウス住宅には、最長60年間のロングライフ保証システムが付与されています。
ロングライフ保証システムでは、定期的に行われる点検費用が無料となる保証ですが、劣化を補修する費用は有料となります。
ヘーベルハウスの点検を行わないと、ロングライフ保証システムが失効することとなります。
そのため、ヘーベルハウスで家を建てた人は保証継続の為に費用の高い旭化成リフォームで外壁塗装を行い続けるわけです。
しかし、地域の施工店に外壁塗装をお願いしても施工店の保証が受けられます。
ただ、この時に注意が必要なのは、保証が充実していない施工店も存在するということです。
保証に関しては施工保証に加えて、リフォーム瑕疵保険への加入も行っている業者を選ぶようにすると安心感がまします。
リフォーム瑕疵保険とは、リフォーム工事完了後、リフォーム部分に瑕疵(欠陥)が見つかった場合、その修理費用をまかなうための保険です。
なので、保証が切れてしまうから次回の外壁塗装もヘーベルハウスで行わなければいけないわけではないことは念頭において業者選びをすることをおすすめします。
ヘーベルパワーボードにおすすめの塗料
ヘーベルパワーボードとは、ALCの優れた性能を木造住宅でも可能にするために開発された、木造住宅専用の外壁材になります。
一般的なALCと比較すると、防火性や耐久性、高級感、意匠性に優れています。
ただ、コンクリートには気泡上の空洞がある為、吸水性が高く劣化してくると雨水の侵入リスクがあります。
これらのことを踏まえて、ヘーベルパワーボードには防水性の高い弾性塗料がおすすめです。
保証重視の方は旭化成リフォーム、価格重視の方は地域の施工店!
オプションで耐久性を上げる光触媒塗料『デュラ光』も選ぶことができます。
一般的な相場よりも相場よりも2割~3割高くなりがちです。
ヘーベルハウス住宅の外壁塗装の注意点を紹介してきましたが、選択肢としては旭化成リフォームで行うか地域の施工店で行うかの2点です。
ヘーベルハウスの保証を重視する方は旭化成リフォーム、安く外壁塗装を行いたい方には地域の施工店をおすすめします。
なお、地域の施工店を検討する際には価格だけでなく地域での施工実績が豊富にある施工店を選ぶようにしましょう。
新築から7年~8年経過しているお宅、もしくはシーリングに劣化が見られるお宅は次回の外壁塗装の時期の可能性があります。
雨漏りなどの不具合が起きる前に、点検を行うようにしましょう。
#外壁塗装 #ヘーベルハウス #旭化成リフォーム #ヘーベルパワーボード