乾燥時間とは塗料が硬化乾燥するまでの時間

外壁塗装の乾燥時間とは、塗料が塗膜を形成する為に必要な時間になります

塗料の乾燥段階には4段階あります。

  • 指触乾燥(指に塗料が付かない程度の乾燥)
  • 半硬化乾燥(塗装面に擦り跡がつかない程度の乾燥)
  • 硬化乾燥(強く押しても、指紋による凹みがつかない状態)
  • 完全乾燥(塗膜内部まで硬化している状態)

外壁塗装では塗膜の耐久性の観点から3回塗り(下塗・中塗り・上塗り)が一般的になっていますが、それぞれの塗装において半硬化乾燥までさせることが大切です

ただ、半硬化乾燥までの時間は塗料や季節、水性・油性塗料によっても違ってきますので、それぞれの乾燥時間と、塗料を完全に乾燥させないことで引き起こされるリスクを紹介していきます。

  外壁塗装を行う際の最適な季節についてまとめましたのでご覧ください。

⇒ 外壁塗装に最適な季節についてはこちら

塗料ごとに乾燥時間は違う

パーフェクトトップの乾燥時間
参照元:パーフェクトトップ仕様書 | 日本ペイント

ダイナミックトップの乾燥時間
参照元:ダイナミックトップ仕様書 | 関西ペイント

ひとくちに乾燥時間と言っても塗料ごとに最適な乾燥時間は違ってきます。

また、外壁材によっても乾燥時間は変わってきます。

上記のパーフェクトトップとダイナミックトップの乾燥時間を比較してみると、パーフェクトトップでは乾燥時間は3時間程度ですがダイナミックトップでは8時間程度と、2倍以上も違うことが分かるかと思います。

特に下塗りに使われるシーラーやプライマーは上塗りで使われる塗料よりも乾燥時間は長めに設定されています。

なお、塗料における乾燥時間は、カタログに記載されている『塗り重ね乾燥時間』を参考にするようにしましょう。

季節ごとに乾燥時間は違う

塗料ごとに最適な乾燥時間はカタログに記載されていますが、最適な乾燥時間は季節ごとにも違ってきます。

日本では春(3~5月)と秋(9~11月)は空気が乾燥する季節になりますので、カタログに記載されている乾燥時間で塗膜が形成されていきますが、梅雨の時期(6月)や台風が懸念される秋口(9月)は湿気が多くなり塗料も乾燥しずらくなります。

また冬(12月~2月)は気温が低くなるので完全乾燥までの時間は長くなります。

ちなみに、雨上がりの日でも外壁が湿っていたり、湿気が多い日にも塗装は行われません。

カタログでの乾燥時間は決められた環境下での目安時間になりますから、季節や気温、地域特性、通風具合、素地の状態などを見て乾燥時間を決めていくことが大切です。

ちなみに塗料は気温5度以下の日、湿度85%以上の日には塗膜が形成されません。

水性塗料より油性塗料のほうが、乾燥時間は早い

一般的には水性塗料とよりも油性塗料の方が乾燥時間は早くなる傾向にあります。

外壁塗装で使う塗料は主に、水性塗料と油性塗料に分けられますが、塗膜形成に及ぶ過程(乾燥時間)は若干変わります。

水性塗料は、水と樹脂と顔料が含有されていますので、水が蒸発することで塗膜を形成します。

油性塗料は、溶剤と樹脂と顔料が含有されていますので、溶剤が蒸発することで塗膜が形成されます。

溶剤は常温では液体ですが、揮発性が高いという特徴がある為、水よりも早く蒸発します。

ただ、水性塗料・油性塗料どちらも低温、高湿度の時は乾燥が著しく遅れてしまうのは変わりません。

乾燥時間を守らない事で起こるリスク

乾燥時間を守らない事で考えられる不具合
  • クラック(ひび割れ)
  • 塗膜の早期剥がれ
  • 塗膜の浮き
  • 気泡
  • 色ムラ

塗料の乾燥時間を守らない事で不具合(剥がれ、捲れ)が起こった事例
外壁塗装についてです。
施工後、2週間程度で添付画像の様になってきました。
明らかに施工不良ですが、乾燥時間を守らないと
このような症状になりますか?
(剥がれ、捲れ)

参照元:Yahoo!知恵袋

特に塗膜の剥がれや浮きが乾燥時間を守らないことでよく引き起こされる事象で、しかもタチが悪いのは施工完了後には分かりにくく、不具合が目に見えて現れてくるのは1年後くらいからになります。

かなり悪質な施工であれば数週間で不具合が発生します。

また、乾燥時間を気にするあまりに1回目から2回目、2回目から3回目の間隔を開けすぎてしまえば、密着率は低下してし密着不良を引き起こします。

あくまでも適切な間隔で塗装していくことが塗膜の機能確保の為に大切になってきます。

悪徳業者は乾燥時間が短い?

外壁塗装では適切な乾燥時間を守って作業を行う事が大切だという事は理解していただけたかと思いますが、いわゆる悪徳業者では乾燥時間を無視して作業が行われることもあります。

よくある事例としては、塗料を半硬化乾燥させずに次の塗装をして工期を短縮させるやり口です。

業者からしたら、工期が短縮することによって次の現場へ行けるので都合がよくなります。

また、塗料の硬化条件(原則5度以下、湿度80%では塗装作業は行わない)を無視して作業をして早く仕上げようとする業者もいます。

外壁塗装では、原則的に1日1工程とされているのも適切な乾燥時間を守る為になります。

その為、どんなに早く行っても6日は必要になります。

あまりに早いスケジュールを提出されたら悪徳業者の疑いもありますので業者を変えるなどの対処が賢明です。

乾燥時間を守ることがその後の仕上がりに大きく影響する

外壁塗装の乾燥時間は、塗料・季節・種類(水性・油性)によって違ってきますので、必ずカタログ記載の『塗り重ね乾燥時間』を参考にすることが大切です。

塗料はかなりデリケートで、適切な乾燥時間を守らなければ必ずと言っていいほど不具合が発生します。

施主としては早く外壁塗装を終わらせてほしいとは思いますが、1日1工程で、気候や天候によっては工期が遅れることもありますが、業者を急かすことなく仕上がりを待つようにしましょう。

一般的な外壁塗装業者では、だいたい10日~14日ほど工期をとって作業にあたります。

くれぐれも無理な工期を提出してくる業者には気を付けるようにしましょう。

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